完レポではありませんが、

ネタバレ有ります【注】


ダメな方は、バックしてくださいm(_ _ )m





選択肢の部分は、自分が選んだものでストーリ展開しています。

(他の選択肢は記載していません。)






◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇







仕事が終わり会社を出るころには、あたりはもう真っ暗・・・


(結局、大造さんには何も言えなかった・・・な・・・)

(大造さんは、今もまだ頑張って仕事してるし・・・やっぱりこれ以上余計な負担はかけられないよね・・・)


「はぁー」


大きなため息をつき歩き出した。



《コツ、コツ、コツ、コツ・・・・・》


すると後ろから、昨日と同じ足音が・・・ついてくる。


《コツ、コツ、コツ、コツ・・・・・》



(こ、怖い・・・逃げなきゃ・・・)


マリアは夢中で走り出すと、コンビニを見つけ、中に入った。


(ど、どうしよう・・・怖い・・・)


なんとか逃げ込んだものの、怖くて外に出られない。


(大造さん・・・・助けて・・・)



━─━─━─━─━─



『もしもし、どうした?』


「た、大造さん・・・わ、私・・・」


『何かあったのか?』


「・・・わ、私・・・誰かにつけられてて・・・」


『今、どこにいるんだ?』


「コンビニに・・・近くの・・会社の・・・」

(怖くて、うまく言葉が出ない・・)


『すぐ行く、そこを動くなよ』



━─━─━─━─━─



「マリア!」


「大造さん」


大造の顔を見るなり、涙がこぼれてしまうマリア・・・

(私、強がってたけど・・やっぱり大造さんに助けてほしかったんだ・・・)



そして、実は昨日もつけられていた事、公園での事、今までのこと全てを大造に話した。


大造は、どうしてもっと早く話してくれなかったんだと、泣きじゃくるマリアを優しく抱きしめた。



「大造さん、心配かけてごめんなさい・・・」


「心配した・・・けれど黙っていられる方が、もっと嫌だ」


「私、大造さんの負担になりたくなかったから・・・」


「何を言っている・・・君が俺の負担になるなんて、ありえないだろう」


「ごめんなさい・・・」



なかなか体の震えが止まらないマリアに、「もう俺がいるから怖がらなくてもいい」と、強く抱きしめる大造。


抱きしめられた大造の胸の中でマリアは、大造が息をきらし、心臓もドキドキしていることに気がついた。

(私のために、急いで走ってきてくれたんだ・・・)



「マリア」


「はい」


「マリアが俺のことを思って気を遣ってくれるのは嬉しいが、これからは、遠慮せずにもっと俺を頼ってほしい」


小さく頷くマリア・・・。


「・・・大造さん、私もお願いがあります」


「何だ?」


「もっと私に弱音を見せてください。私・・・大造さんのこと秘書としてだけじゃなく、彼女としてもちゃんと支えていきたいんです。だから、つらい時とか大変な時とか、私にだけは弱音を吐いてください」


「・・・・・」


抱きしめる大造の腕に、更に力がはいる。


「た、大造さん、く、苦しいです」


「す、すまん」



しばらくして、体の震えもおさまりマリアが体を離そうとすると、「もう少しこのままで居てくれ・・・」と、離そうとしない大造だった。


「君が無事でいてくれて、本当に良かった・・・」




━─━─━─━─━─




だいぶ落ち着いたマリアは、


「もう大丈夫です。、家に帰れますので、大造さんも仕事に戻って下さい。」


「いや、今日はもう仕事は切り上げるよ。会社には戻らない。」

「それから、家に帰っては駄目だ」


「えっ?」


「まだ、さっきの男が近くに潜んでいるかもしれないし、このまま後をつけられ家を知られてしまうかもしれないだろ?」


「・・・じゃあ、どうしたら・・・」


「俺の家に来い。しばらくは俺の家で生活すればいい」


(そ、それって・・・・同棲ってこと!?)








◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇









キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!



ちょっと無口で、不器用で、鈍感な大造だけど・・・


だんだん、大造キャラにはまってきてしまってる・・・・んだよ~!!



思いが真っ直ぐで、ストレート(同じ!?)なだけに、走り出したらもう止まらない感、人目も気にせず、まっしぐら感が、なんとも言えないですよね~


「俺の家に来い!」


意外に、亭主関白ですかね~



ど、同棲!?(響きが新鮮)


いよいよですね(///∇//)









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