「Beer Man」ってこんな作品です

12月17日(土)「第2回シネマの宴」14時30分~15時30分に上映される「BeerMan」は2006年に今は現存しない某養成所の卒業制作として依頼受けた作品でした。何班かに分かれてそのうちの一班の作品制作を任されたのですが条件としては与えられた時間内での自主映画制作。自分の班は11人。他の班も10~12人でしたが他の班はジャンルはされど通常のストーリー展開で主人公、脇役等に役者は分担されていました。自分の場合は11人は同じ受講料を払っていたのだからやはり均等に出演させるべきだと思い、そういったストーリーを思案、更に役者には最低2つの人格を演じてもらおうと考えた結果、居酒屋という舞台を選びました。誰が主人公という訳でもなく居酒屋に集まってくる11人の2時間程度のお話を淡々と特に大きな落ちもなく描くことにしました。居酒屋が舞台でしたら酔って人格が変わる等けっこう短時間で複数の人格変化を描くのに都合が良かったからです。また他の人、出演している人達をまったく知らない人が見ても短時間で11人の見分けが付けられるようキャラ設定を極端に濃いものにしました。撮影は1件の居酒屋(バー)を貸しきっての撮影。12時から撮影を開始して終了したのは次の日の朝9時。時間も限られていたということもあったのですが24時間近く皆ぶっ続けで撮影しました。まあ最後の方、出番待ちの人達は床に転がって寝ておりさながら戦場のような光景でした。さて撮影はなんとか終了したのですがその後個人的な事情により作品制作(編集)は中断。関係者の中ではお蔵入りとも思われていおたようです。自分の中でお蔵入りの気は一切無かったのですがなかなか再開のめどがたたないでありました。しかし昨年7月より今ならできると編集を再開。昨年12月に「BeerMan」は無事完成に至りました。そして今回やっとこ初上映の機会を頂いたのであります。
「Beer Man」の簡単なストーリー紹介ですが









一件の酒場に集まってきた様々な人々。見ず知らずだった人々に不思議な共通点が出てきた時、新たなる火種が店内所狭しと起こりだす。様々な人間性を独自の視点から描いた作品。といったところ。個人的には撮影等かなり雑なところもあり4年前の作品で今見れば何でこんな撮り方したんだろう思うところもあり新作的な感じでお見せするのにはかなり抵抗がありますが過去に見た一般の方の感想では妙な中毒性のある映画、何度でも見てみたい等、はまる人にははまる作品みたいです。
個人的にこの作品を一言で言うと「キャラの暴走」。でもこの作品が今度制作予定の「〇〇な選択」の基盤になっているのです。