29 嘔気・嘔吐が強く出現する抗悪性腫薬はシスプラチンである。
・ブレオマイシンの副作用は 間質性肺炎
・ビンクリスチンの副作用は 末梢神経
30 多発性骨髄腫で腫瘍化しているのは
形質細胞 である
31 慢性骨髄性白血病の所見は フィラデルフィア染色体 である
・悪性貧血は ビタミンB12欠乏
・結核は ラングハンス巨細胞
・播種性血管内凝固症候群(DIC)は
PT延長
32 白血球減少症では、白血球数が3,000/uL以下をいう。好中球減少症では細菌に感染しやすくなる。
33急性の化膿性炎症で最初に血管外に遊走し炎症の中心となるのは 好中球 である
34 急性炎症に特徴的な血液の変化は、
好中球の核左方移動 と
C反応性蛋白値(CRP)の上昇
Aさん(43歳、男性、会社員)は、1か月前に右頸部の腫瘤を自覚した。大学病院で非ホジキンリンパ腫と診断され学療法導入目的で入院した。
バイタルサイン:体温37.1°C、呼吸数16/分、脈拍84/分、整。
身体所見:顔面に浮腫を認める。
検査所見:Hb12.8g/dL、白血球6,400/uL、総蛋白7.6g/dL、アルブミン4.1g/dL。
胸部造影CT:縦隔リンパ節腫大による上大静脈の圧迫を認める。
35 Aさんの顔面の浮腫の原因で考えられるのは 上大静脈の圧迫 である
・これにより 顔面の浮腫、頸静脈怒張、上肢の浮腫 が起こる。これを 上大静脈症候群(SVC症候群) という
36 AさんはR-CHOP療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)を受けた。
AさんのR-CHOP療法の初日に生じる可能性がある合併症は 腫瘍崩壊症候群 である。
(抗がん剤が効きすぎて、大量の腫瘍細胞が一気に壊れる状態である。)
・高K血症、高リン血症、高尿酸血漿、急性腎不全 が起こる
・数日から1週間後の合併症は 口内炎、好中球減少症
・2〜3週間後の合併症は 脱毛
37 AさんはR-CHOP療法終了後も嘔気・嘔吐が続き、制吐薬の追加投与を受けた。
治療後3日、「やっと楽になって食事が摂れるようになったけど、やっぱりつらかった。思い出すだけでも気持ち悪くなります」と話している。
Aさんの次回のR-CHOP療法において、幅気・嘔吐への対応では
治療前の制吐薬の投与 を行う
38入院後4日。Aさんは化学療法としてCHOP療法(シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)を行うことになった。開始前のAさんへ 「5日目ころから口内炎ができやすくなります」 と説明をする
39 治療は正午から開始され、午後5時ころから胸やけと悪心が出現した。その後、
Aさんは制吐薬を追加投与され、症状は軽減した。それ以降、Aさんに悪心・嘔吐はないが、翌日も食欲がなく、食事は1/4程度の摂取であった。治療後3日には症状が改善し、食事は全量摂取できた。Aさんは「楽になったけど、やっぱりつらかった。思い出すだけでもちょっと気持ち悪くなる」と話す。治療後3日までは1/4程度の摂取であった。治療後3日には症状が改善し、食事は全量摂取できた。Aさんは「楽になったけど、やっぱりつらかった。思い出すだけでもちょっと気持ち悪くなる」と話す。治療後3日までの状況を踏まえて、次回の治療時の対応では
治療前の制吐薬の追加投与を検討する。
41 急性骨髄性白血病の検査所見で
白血球分画に白血病裂孔を認める。
・赤血球数は 減少 する。
・血小板数は 減少 する。
・ミエロペルオキシダーゼ反応陽性が
3%以上 である。
42 ウイルスが原因で発症するのは
成人T細胞白血病 である
( ヒトT細胞白血病ウィルス
[HTLV-1] が原因)
43 同種造血幹細胞移植の前に行われる全身放射線照射の目的は
拒絶反応の防止 と 腫瘍細胞の根絶
である
Aさん(26歳、男性)は1か月前から動悸と20m程度の歩行でも息切れが出現するようになった。ぶつけた記憶もないのに下肢に出血斑ができるようになり、医療機関を受診した。Aさんは急性白血病を疑われ、緊急入院し、後腸骨稜から骨髄穿刺を受けた。
身体所見:意識清明、体温37.2°C、呼吸数17/分、脈拍124/分、
血圧96/52mmHg、
経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)97%
両下肢に散在する出血斑あり。
検査所見:Hb5.1g/dL、白血球44,960/uL、血小板1.5万/uL、総ビリルビン1.1mg/dL、尿素窒素19.4mg/dL、クレアチニン0.76mg/dl、.CRP2.2mg/dL
胸部エックス線:縦郭・陰影・肺野に異常なし。
44 Aさんの骨髄穿刺の30分後に観察すべき項目で優先度が高いのは
穿刺部の止血状態 である
・血小板の正常値は 15〜35万/uL で
出血傾向 があるため
45 Aさんは急性骨髄性白血病と診断された。化学療法によって寛解し、造血幹細胞移植を行う方針となった。血幹細胞移植では 移植前処置が必要 である
(抗がん剤、全身放射線照射を行う。目的は腫瘍細胞を減らし、免疫を抑えて生着しやすくするため)
・他には、骨髄提供者の HLA適合 が一致している必要がある。
46 造血幹細胞移植後、生着が確認された。皮膚にStage Ⅰの移植片対宿主病(GVHD)を発症したが、免疫抑制薬の内服を継続しつつ退院することになった。Aさんの退院に向けた看護師の指導では「加熱していない魚介類を食べるのは避ける」
「射日光に当たらないようにする」ことを説明する
(GVHDは紫外線で悪化する)
36歳の男性。妻と2歳の娘との3人暮らし。急性骨髄性白血病の診断で、中心静脈カテーテルが挿入され、寛解導入療法が開始された。妻は入院時に「娘が自分のそばを離れたがらず、夫の付き添いができない」と話した。
47 化学療法開始後10日。白血球500/ul、血小板30,000/ul。悪心が続き食事摂取がほとんどできず、高カロリー輪液が開始された。妻は「病気に負けてしまう」と涙ぐみ、患者は「妻は子どものことで大変なので、私は早く退院できるようにしないと」と食事摂取に意欲を示している。この時期の食事の選択で適切なのは 栄養補助飲料を凍らせたシャーベット である
48 3歳年上の兄とヒト白血球抗原(HLA)が適合したため、血縁者間骨髄移植が検討された。ドナーとなる兄への説明で適切なのは 全身麻酔下で骨髄液を採取すると伝えること である
49 移植後60日。患者は軽度の移植片対宿主病(GVHD)のため退院の見通しがたたずにいる。看護師が外出を促すと妻に付き添われて外出するが、すぐに病室に戻ってきてしまうことを繰り返している。ドナーの兄が面会に来て患者を励ますが、布団をかぶって顔を合わせずにいる。意思の疎通に問題はない。この患者の状態で最も考えられるのは 兄への申し訳なさ である
50 播種性血管内凝固(DIC)では
フィブリノゲン濃度が低下 する
51 鉄欠乏性貧血の症状または所見として考えられるのは 動悸 と 匙状爪 である
52 脾機能亢進症でみられる所見は
貧血 である
53 再生不良性貧血では 易感染性 がみられる。
・溶血性貧血では 間接ビリルピン が増加する。
・鉄欠乏性貧血では 血清フェリチン が低下する。
・悪性貧血では 白血球 と 血小板 も低下する