ぁぃぁぃの心変わりとエビ中の行方 | ももクロ→エビ中→東北産の魅力

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私は行ってないですが、西の職員会議で、校長がぁぃぁぃのプロフェッショナルな意識を褒めて、
廣田にはエビ中にいることのメリットを感じなくなったらやめてもいいと言っている。…これくらいの覚悟で(マネジメントを?)やっている
的な発言をしたそうです。

当たり前だと思いますが。

ところで、エビ中が、そして、ぁぃぁぃがエビ中で、何を目指しているのかについて、最近、私は混乱しているので、それについて書いてみます。
思い違いや、情報収集のモレもあると思いますが。


ぁぃぁぃは、エビ中の「入口」として、自分の声が注目されることをチャンスと捉えて、受け入れてきました。

ところが、少し前の「AdverTimes」のインタビューで、違うことを語っています。

私は去年、声が特徴的ということで、たくさんの人に知ってもらえる機会があったんです。
でも、もっと発信したいものとか伝えたいことがあったはずなのに…
この声のせいで、かえって相手にされないことが多い気がしたんです。…
私は全員に好かれなくていいし…誰か一人を救える人になりたいって思い始めて…


「変わった声の子」というステレオタイプなキャラの意味に限界を感じて、それを演じていた部分をやめる、と言ってるようです。

そして、多くのファンを獲得することよりも、限られた本当のファンに向けて活動をしていきたいと。
分かりやすくて、多くの人から求められる部分に応えるよりも、本当の自分を出して、やりたいことをやりたい、ということでしょうか。

ファンの「量」より「質」を重視する方向です。

だとすると、エビ中内で、ぁぃぁぃの影響力は大きいので、みんなが、その方向に向かうかもしれませんね。



ところで、メンバーは、エビ中の具体的な目標として「紅白」を語ってきました。
ファンの「量」が必要な目標です。



「紅白」は、星名さんが、エビ中に参加して間もない頃に言い出したのが始まりで、これが運営側をざわつかせ、見る目を変えさせました(真山証言)。
その後、星名さんの「巻き込み力」ゆえに、メンバー共通の目標になって、3人が転校した頃には、はっきりと明言されるようになったと思います。

そして、春ツアーのNHKホールでは、メンバーが改めて、「紅白」を目指すと宣言しました。
ぁぃぁぃの「そろそろ本気を出していいんじゃないか」発言と共に。
パフォーマンスの「質」をファンの「量」に結びつけたいということでしょうか。

一方、校長は、「紅白」について、2年前の職員会議では、「オレはそんなこと1ミリも言ってない」と完全否定しました。
ホントにヒドイ言い方だなと思いました。

でも、その後、星名さんの「巻き込み力」が、運営側も巻き込んでいったと思います。
校長の「星名が言うなら、それを目標にして頑張ろうかなぁ、と運営側も思えるくらい、信頼してます」という発言もありました。

これが、星名さんの一番の才能だと思います。
1/10でも校長にこれがあれば、と思います。

で、先日の東の職員会議では、校長は、「狙って出られるもんじゃないし…俺が率先して出たい、なんていうのも何だし、出るための方法が分からないので、言わなくていいかなって思っている」的な発言をしました。

相変わらずですが、これは、まともなプロフェッショナルの発言ではないですね。

私は、上場会社のマネジャー(管理職)をやった経験があります。
一般のまともな会社にとって、そして、マネジャーにとって、目標設定や目標管理がいかに重要で、絶対的なものであるか、理解しています。

チームと各スタッフの適切な目標と方針の設定、
そして、それを実現させる方法、スケジュール、具体的なアクションプラン、育成計画などの作成、
そして、目標に直結する具体的な業績数値(KPI)の設定、
そして、定期的な実績評価、人材評価、アクションプランの見直し、
そして、それら諸々を全スタッフで共有し、モチベーションをアップさせる、
これらをしっかり行うことは、マネジャーの最低の義務です。

芸能事務所のマネジメントについては、知りません。
スタダには、そんなマネジメント、マネジャー教育はないんでしょうか。

もちろん、社内や関係スタッフで共有するものと、メンバーを含めて共有するものと、ファンにも公開するものは、違うでしょう。
それに、エビ中のマネジメントと、個々のタレントのマネジメントと、藤井チームのマネジメントも違いますが。


昨年の職員会議で、校長は、「スタダには、アミューズのBABYMETALのように一貫したフィロソフィーを持って、目標を決めた計画的マネージメントは出来ない」的なことを言いました。

これまた情けないというか、会社のせいにした逃げの発言は、社会の常識では、マネジャーとして言ってはいけないことです。

でも、校長には、具体的な目標を決めないという方針があるようですね。
川上さんとは、全然違いますね。
やり方はいろいろあるでしょう。

だとしても、メンバーがグループとしての目標を共有してそれを目指すことと、マネジャーにその気がないことの矛盾は、絶望的です。
チームとして成立することが、私には理解できません。


BABYMETALチームは、結成時に「世界制服」という冗談のような目標を掲げ、メジャーデビュー時の2013年初頭には書き初めもしました。



その翌年には、ソニスフィアの奇跡の後、英メタル誌の人気投票のワールドカップでは世界1位になりました。
今年は、別の英ロック誌のベスト・ライブ・バンド賞も受賞し、その直後のダウンロードフェスでは、豪雨の中で12万人を待たせた後、ビショ濡れのステージで全力のライブを行い、BMを嫌っていたハズの運営に「伝説」と言わしめました。

「世界征服」は目前のようですが、最近の目標は、「世界を一つに」に変わったように思います。

国内目標の「東京ドーム」は、今年、PERFUMEの2DAYSに追いつき、X-JAPANの3DAYSに後一歩です。

ももクロ・チームの場合は、「紅白」や「国立」という夢を早くから語り続けて、それが目標となり、実現させました。



両グループは、目標を書き初めしていますが、エビ中はしていないですよね。
チームとしての目標設定の強さ、覚悟が違います。

エビ中メンバーは、先日、始球式をやって、西武ドームを新たな目標として追加したようです。
「紅白」に出るには、エビ中にはドームクラスのライブの実績が必要ではないかと思うのですが、今年、その予定もなく「紅白」を目指すと言ってるとしたら…



ももクロは、あっけなく、早見あかりとの「紅白」での再会という目標をあきらめて、「卒業宣言」をしました。

その背景は分かりませんが、ひょっとしたらこれで、ももクロ妹分の「紅白」出場が、(川上配下ではない とき宣 を除けば)難しくなったのかもしれません。



エビ中のコンセプトは、一定の人数が必要な「学校」で、メンバーが十人十色の「多様性」を持つことです。
一方、グループとしての「共通」の特徴としては、「永遠に中学生」、「アナーキー」などです。

ぁぃぁぃは最近、
私たちができることって、私たちがずっと中学生でいて、みんなも中学生でいてもらうこと
アナーキーなアイドルを目指せばいいんじゃないか
的な発言をしているので、改めてこのコンセプトに共感し、確信を持つようになっています。

と同時に、それは自分がすでに失ったものだった、とも語っています。

でも、これらのコンセプトは、分かりやすいものではないので、どうしてもある程度、ターゲットが絞られてしまうと思います。

3人が転校した時、このコンセプトを変え、増員せず、平等主義を廃して、大きなブレイクを目指す方向もあったと思いますが、校長はそれを選びませんでした。


エビ中のメンバーは、他のスタダのグループと比べて、「仲が良くない」と言われることがあります。
もし、そうだとしたら、メンバーの人見知りな性格以外に、この一定の人数が必要な「学校」、「多様性」、「自由」というコンセプトや、目標を設定しないことも原因でしょう。

アイドル・グループの場合は、しっかりと共有した目標を目指し、運命共同体的のようになることで、特別な親密さが生まれます。

でも、これは「自由」の反対です。
校長は、結果的に、「自由」の方を選んだのだと思います。

これは、個人の自由なソロ活動を重視する、という方針にもつながるんじゃないでしょうか。



「紅白」だとか「○○ドーム」のような具体的な目標にしなければいけないことはありません。
でも、何らかの目標なしにチームが成り立つとは思えません。

人気を広げるという目標を、ファンにも分かりやすくそれを具体化したものが、「紅白」だとか「○○ドーム」という目標です。
ソロ活動を重視するという目標ならば、その具体化は、「全員最低○個の仕事」といった目標になります。
アナーキーなアイドルが目標ならば、その具体化は、例えば、○○のようなラディカルな作詞・作曲家、振付師、クリエイターと仕事をする、といった目標になるでしょう。


で、人気の「量」が必要な「紅白」を目指すことと、
グループに共通の「質」として求められる、「永遠に中学生」で「アナーキー」なアイドルを目指すこと、
そして、個人の多様な「質」である、メンバーそれぞれが本当の自分としてやりたいことをやること、
これらは矛盾しない目標なのでしょうか?

私は、どれを優先目標とするかによって、活動方針も目標管理も異なってくると思います。
でも、校長は、こういったことを明確化しないんでしょうね。

せめてエビ中のメンバーには、自分が本当に望む目標を見据えて、密度の濃い活動をしてもらいたいと思います。