先日リリースされたBTSのリーダーRMのソロアルバム「Indigo」。
'Indigo' Album Release#RM #Indigo #들꽃놀이 #WildFlower
— BIGHIT MUSIC (@BIGHIT_MUSIC) December 2, 2022
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先日書いた通り、なかなか豪華なゲストに心躍らせていたのとともに、メンツ的にレイドバックしたアルバムになるのかなあと思っていた。タイトル曲の「Wild Flower」は壮大なトラックとフックに、BTS本体とリンクするような歌詞が印象的だった。
それからアルバムを聴いたんだけど…。まず自分の勝手な先入観を話しておくと、アルバムタイトルを聞いたときに色のインディゴ(ブルー)というよりインディゴ・チルドレンの方を先に連想してしまった。
※ちなみに2014年にその名も「Indigo Child」というミックステープを出したRauryも同時に連想したのでした。
…と思って調べてたらナムジュンがRauryを聴いていて「Friends」が好きだという事実がわかってビビった。デビューアルバム「All We Need」は今でも愛聴してるアルバム。
なんたってRMはラップはもちろん作詞、メロディーなど音楽の天才だし、アートへの造詣も深く、語学をはじめ頭脳明晰で思慮深い人だ。そんな彼なので、「自分はインディゴだ」と言ってるのかなぁ?なんて思ってたけど、アルバムを聴いてみるとむしろ真逆のことを語っていた。
アルバムの共同制作者たちとともに製作過程と曲に込めた意味を語る動画があるのだけれど、共演者が口をそろえて「彼はピュアだ」と言っているのが非常に印象的で、まさにそれがこのアルバムを表す言葉なんじゃないかなぁと思う。

寂しくなったり、落ち込んだり、怒ったり、前向きになったり、という、言ってしまえば「みんなと同じ」感情を包み隠さず吐露している。それは別に普通じゃん、と思うかもしれないが、普通の事を普通に口に出すという事は普通にはできない事だと思っている。特に彼のようなトップアーティストという立場と、今の時代では。そしてそれを音楽というアートに落とし込むことができる彼は、やっぱり素晴らしいアーティストなんだなぁと思った。
とともに、1曲目の「Yun」について語る時に引用した画家ユン・ヒョングンの「絵を描こうと思って描くのではなく、色んな人に会って遊んでケンカして、そうやって人生を送ったあとに芸術が生まれる」という言葉が沁みる。本当にナムジュンは感受性が高くて、人生の色々な瞬間に「何か」を見出しているのだろう。それこそ落ち葉が舞い落ちる様子を見た瞬間に生まれた「Spring Day」は良い例じゃなかろうか。
そんな、普通のRM/普通のキム・ナムジュンを感じることができるアルバムになっていて、自分はそれがとても素晴らしいなぁと感じました。
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— ErykahBadoula (@fatbellybella) December 2, 2022
エリカ・バドゥはアルバム発表に際して祭壇でお祈りしてくれました。…改めてすげぇ。「子どもたちもBTSのファン」と言ってるけど、さすがにAndre3000との子どもセブン君は20代だから聴いてないよなぁ。
ちなみになんとtiny desk concertにもソロで登場。素敵すぎる。BTSしか知らない人にも見て欲しい。
