小樽の勝納川河口はサケの引っ掛け釣りのメッカだ。普通に車がバンバン通るのに、堂々と引っ掛け釣りをしている人だらけ。もちろん、ちゃんと正しく釣りしてる人もいる。
この前見てショックを受けたのが、勝納臨海公園を散歩していた観光客が引っ掛け釣りでサケを釣ってるのを見て「すごーい！」と言っていたこと。
もちろん釣り人は引っ掛け釣りが違法だと知っているが、一般的な認知は低いしもし道外の人だったなら尚更だ。道外では引っ掛け釣りができる都府県もある…と思う（釣りよかでしょうは普通にカマスを引っ掛け釣りしてたし）。
ただ、犯罪人に賛辞を寄せる状況は絶対に良くない。なので、少なくとも「うわーこいつら犯罪やっとるわぁ」と冷たい目線を向けてもらえるよう、小樽に来る方々にはサケの引っ掛け釣りという違法行為についてぜひ知ってもらいたい。
上の動画内で語られているように勝納川のパトロールは強化されているらしいものの、現状はほとんど変わっていない。その理由の一つには、おそらく大したお咎めなしで済んでいるからではないだろうか。
あとは何より警察のやる気の無さだ。警察的には捕まえてもカネにならない引っ掛け釣りより、車の取り締まりに力を入れたいらしい。
勝納川河口横および萬珍閣横の一時停止交差点はよく取り締まりをやっているのでご注意を。引っ掛けがわんさかいる真横でパトカーが一停を見張っていてゲンナリした事がある。
あと、引っ掛け釣りもなかなか工夫があって、一応ルアー（メタルジグ）でやっている事、もしくはスプーン×タコベイトというウキなしの通常のサケ仕掛けでの引っ掛けもやられているので、なかなか明確にアウトという事ができない状況もあるようだ。
とはいえ、警察的に摘発が難しいゾーンがあるだけで、基本的には引っ掛け釣りがどうかは見れば一瞬で見分けられる。
釣りをしない市民の方々や観光客の方々には覚えておいてもらいたい。
○引っ掛け釣りの特徴…
①ウキがない（正しいサケ釣りは必ずウキを使う。ルアー釣りでも）
②リールをガシガシ速く巻いている（正しいサケ釣りは引っ掛からないようにゆっくりリールを巻く）
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③竿を動かす・しゃくる（正しいサケ釣りは竿を動かさない）
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④釣られたサケが口ではない場所に針がかかっている
この4点が揃っていれば、間違いなく引っ掛け釣りつまり違法行為だ。そういう行為を見かけたら、少なくとも白い目を向けてあげてください。
ちなみに、違法行為をする輩にはソッチ系の人もいるし、そうでなくてもオッカナイ人も多いので、上の動画内のような写真・動画撮影は気を付けるべきだし、直接声を掛けに行くのはやめた方がいいと思う。捕まえられないとしても通報することで多少なりとも抑止にはなると思うので、可能であれば110番をしましょう。
ちなみに、110番しても自分の名前を聞かれたり事情聴取を受けたりする事はなくて、軽い状況と場所だけ教えれば「わかりました今向かいます～」だけでサクっと手短に通報できる（はず、自分の経験上は）ので、「悪いことは見過ごせないけど時間を取られるのは嫌だ」という方はご安心ください。これも警察のやる気の無さの表れなのかもしれないが…。
もしくは小樽の海上保安庁に連絡するという手段。これは自分はやった事がないが、聞いた話では警察よりやる気のある取り締まりをするらしい。なので、腹が立って仕方がない！という方は海上保安庁に連絡する方がいいかもしれない。
正直、引っ掛け釣りをなくすのは現状ではかなり難しい。ただ、少なくとも小樽の勝納では違法行為が行われている、という事は多くの人に認知してもらいたい。