もう積丹・島牧の海アメ海サクラが終了し、海で釣りをするとしたらなかなか場所が限られてくる。それこそ今現在、網走などのオホーツク方面は海アメ海サクラの調子が上向きのようだが、行ってみたいけどめちゃくちゃ遠い…。そして万が一サクラマスが釣れたとして、持ち帰るにはかなりな距離だ。

 

 

日帰りはできないけど、なんとかなりそうなのが道北オロロンライン。それでも遠別までは札幌から200㎞はある。1泊2日ならいけるか。留萌~苫前なら日帰り余裕だが、あの辺は雪代の濁り水を大量排出する川が非常に多くて釣りができるかできないかがポッと出の素人には読みにくい。また、フライロッダーから言わせてもらえれば、南風や西風が多くなかなか追い風/東風が吹かないのでなかなかキツい。一部南風に対応できる釣り場もあるが…道北も本来ならもう少し早い時期、5月中旬までが良かったんだろうなぁ。これから下旬に向けては、シーズン終盤になってしまうはず。

 

そこで候補になるのが太平洋側だ。

 

 

太平洋側でもいくつかのポイントに分かれている。まずは苫小牧東港・一本防波堤横~安平川河口のサーフ。苫小牧や札幌からほど近いだけあって混雑はするもののキャパが広く、フライロッダー的には防波堤に囲まれていて太平洋なのに波がかなり穏やかなのが良い。が、今時期~初夏にかけては南風、つまり向かい風になる事が多いのでなんとも歯がゆい場所だ。北風が吹いたら迷わず納豆そば。←ネタわかる人いる?

 

(ちなみに白老でも、白老港~新港間のサーフならフライでも釣り可能だった。がしかし白老港は釣り禁止が再徹底されたのでNG。)

 

次に豊浦。この辺は以前無謀なヒラメ狙いの記事で書いた通り、何度も訪れた事がある。おかげさまでポイントについての理解度は高い。

とはいえここも基本は南風が吹くし、うーん個人的に何ともサクラマスの魚影が濃い地域とも思えないんだよなぁ。ただ、間違いなくいるし、跳ねが連発するのを目撃した話も聞いたことがある。風の問題さえ省けば、噴火湾の一番奥のため太平洋特有のウネリもかなり抑えられているし、磯場もあってフライでもヒットゾーンに十分届かせることができる。

 

 

最後に長万部。ただ、静狩~長万部~国縫あたりはかなり遠浅なため、フライでは太刀打ちできないと思われる。自分のポリシーを捨てて漁港で釣りするなら、それこそ豊浦とかでも釣りにはなると思うが…。

長万部のサーフで釣りをするなら、豊津海岸だ。ヒラメ場として有名だが、サクラマスも釣れるし、アメマスも絶対いるはず。行ったことはないものの資源が豊富な良い川だという話を聞く長万部川があるからだ。そして、豊津海岸は西風で追い風となるので、豊浦や苫東よりは風の算段が付きやすい。かつ岸から割と急深だ。とはいえ、太平洋の干満なので時間帯によっては浅くなってバックスペースもきつくなったりするのかもしれない。以前行ったときは十分釣りになるように見えたんだよなぁ…。その時は竿を車のドアに挟んで折ってしまい釣りできなかったんだが…。

 

この3か所の中で、特に長万部はフライフィッシング的にはアメマスもわりかし居そうなのでなかなか興味をひかれる。サクラマス資源が豊富な遊楽部川だってすぐ隣だ。もしかしたらヒラメだって…。

 

 

なんせ、風とのにらめっこが肝心という事だ。太平洋側は今~7月くらいまでがアメマス・サクラマス・ヒラメのシーズン。チャンスを見て、ぜひ太平洋、特に噴火湾には突撃したい。

 

フライロッダーの意地、見せてやんよ。