期限切れ法案
皆さんは、ガソリンが安くなるのは賛成ですか? 反対ですか?
現在、ガソリン税をめぐって、国会でいろいろな論戦が繰り広げられていますね。
ガソリン税など一般の消費者にとっての法案はマスコミなどを通じて身近な問題となっておりますが、企業にとっての法案はあまりクローズアップされることはありません。
現在、ガソリン法案が優先的に審議されているため、企業にとっての法案が後回しにされているのが現状です。
今までの企業にとっての法案は、3/31までの期限(時限立法)となっておりますので、 「4/1からは一体どうなるのか?」 「もう期限切れとなるのか?」 「遡って延長されるのか?」 といった実務上の弊害が出ているのが現状です。
国の根幹をなす法制度が、ゆらゆら揺れていては諸外国も 「日本という国は、不安定な国だ」 といった見方をすることになるかもしれません。
職業会計人として、租税に携わるものとして、国の租税に関する仕組みについて考えることはとても大切なことです。
この業界を目指そうとしている皆さんも、 「一消費者(納税者)」 という見方 プラス 「税金とはどうあるべきか?」 といった視点でニュースや新聞を見てみると面白いのではないでしょうか。
財務支援部 堀 勝己