「死ぬまでにしたい10のこと」 | キジも鳴かずば。

「死ぬまでにしたい10のこと」

タイトルを見てDVDを借りました。

映画を観終わった感じでは、

たしかに10のリストはありましたが、なんか少し違うような感じです。

死の宣告を受けて、死ぬまでにしたいことを書き、まぁやっていきますが

なんだかタイトルとはアンバランスな感覚でした。


タイトルから勝手に想像したのは、涙が止まらない程の映画でした。

だけど、実際は違いました。

主人公は誰にも打ち明けずにただ淡々と時間は流れていきました。

自分がいなくなった後のこと、残される人達の事を思い。

そして、それは果たされました。

主人公の思った通りになりました。


この映画は観ている最中からいろいろ考えさせられる映画でした。

誰にも告白せずに死んでいくのは優しさなのでしょうか。

周りはそれこそ死を受け入れられないのではないでしょうか。

知らなかったとはいえ、あの時なぜああいう行動をとってしまったのかとか、

もっと力になれたんじゃないかとか、悔やんでも悔やみきれない事が、

考えても分からないことが、心のもやもやが残ったままになってしまうのでは

無いでしょうか。

映画では、彼女の家族は彼女がいなくなった後、彼女が決めた

新しい女の人と幸せそうに生活は続いていました。

実際はそうなるとは思えません。

残された家族は、彼女の死を受け入れられないまま、

それでいて子供達には18歳まで

毎年誕生日に母親の肉声のテープが郵送されてきます。

それこそ地獄ではないでしょうか。

きっと長い年月立ち直れないんじゃないでしょうか。

死を告白するのは、相手ももちろん悲しくつらい事ですが

それを打ち明けるのも愛情ではないでしょうか。

そんな、なんかやりきれない感情が残る映画でした。



死ぬまでにしたい10のこと