駒澤大学大八木監督の「男だろ!」について、

SNSで差別的だと発言した人が「優勝に水を差すな」などと一斉攻撃を受けて炎上したって。

 

箱根駅伝・駒澤大学 大八木監督「男だろ!」への疑問の声が炎上した背景

 

私は小さい頃からの箱根駅伝ファンで、週末も「もうひとつの箱根駅伝」を見たけど、

やっぱり「男だろ!」の激励は聞くたびにずきずきしました。

さらには選手も「男になれたと思いました」、制作側も「男だろ!がもたらした優勝(的な)」。

 

記事中に炎上の例として挙げられている「水を差すな」にせよ、

Yahoo!のコメントの上位のコメントになっている「一般の人に言った言葉じゃない、監督と学生の間の絆や信頼関係だ、

部外者は関係ない、レディースデイやレディースセットなどもジェンダーフリーの妨げでは、

どう感じるかは個人の問題・・・」にせよ、

全て論点がずれていたり感情論。

この国の間違った男女意識が根強いことを力強く物語っていると思いました。

 

「男だろ!」発言そのものに言いたいことはだいたいこの記事で言ってくれているので置いておくとして。

 

これがプロ野球で監督が選手に言っていたなら、引っ掛かりはするものの、

まあまだそういう考え方の人もいるわね、仕方ないなあ、

ぐらいだったと思います。

実際、故星野元阪神監督なんて、よく言ってたと思いますが。

 

ただ、箱根駅伝は学生たちの競技であり、

箱根駅伝の内規にも「学生競技精神を遵守」することが明記されています。

大学、つまり教育機関の指導者(=教育者)が学生に使う言葉として、

指導を受ける側の学生たちが将来社会人になった時のことに思いを馳せてみるとよくわかると思います。

監督が言った言葉と同じ言葉を彼らが社会人になった時に使えるか。

 

箱根駅伝のように、肉体的にも精神的にも大きく成長させるような主従関係だからこそ、

彼らの将来に大きく影響を及ぼすはず。

信頼関係に関係なく不適合だと思います。

 

とはいえ、大八木監督は大好きですし、これからも応援しています!