一教科だけでも、結構時間がかかって。
もう、昼を過ぎていた。
資料を持って研修室を出る。
その時、後ろから声をかけられる。
ユンホ先生、
はい?
振り向くと、彼奴がいて。
ペンケースを差し出される。
落としましたよ。
間違いなく俺の。
資料の間に挟んでいたから滑り落ちたらしい。
受け取りながら、
あ、、ありがとうございます、、えっ、と、
チャンミン、、、シム・チャンミンです。
恥ずかしそうに、自分から名乗ってくれた。
あ、すいません。
ありがとうございました、チャンミン先生。
長い説明会でしたね。
いつもこんな感じですか?
一緒に歩き出すチャンミン先生が聞いてくる。
そうですね。
一応各先生方にもメールで資料を配布してますけど、やっぱり捕捉があった方がいいですから。
傾向が毎年同じじゃないとこもありますし。
まぁ、そうですねぇ、、、。
けど、疲れました。
ユンホ先生、お昼どうされます?
よかったら一緒に食べませんか?
えっ?
何か、ご予定あります?
いや、別に、
じゃあ行きましょう。
、、、決められてしまった。
案外、推しの強い奴。