僕の声に、ユノがにっこり笑ってくれた。
昨日と打って変わって、今日は雨。
もういらないかなと思っていたダウンコートを着て、教会の入口でユノを待っていた。
寒かっただろ?
中で待ってたらよかったのに。
傘をたたみながら、ユノが言った。
言ってるユノの方が、顔色が悪かった。
天気のせい?
、大丈夫?ユノ、
思わず口に出してしまったけど。
何が?
ユノが笑って答える。
、ううん、、今日の用事はもう終わった?
うん、、大丈夫。
なら、よかった。
さ、中に入ろう。
外よりマシだ。
ユノは僕の肩を抱いて二人で中に入った。
僕を気遣っているようだったけど、ユノは、僕にもたれたかったのかもしれない。
ユノの体の重みを、少し感じる。
、疲れてるの?
、、ううん、、何で?
用事、急いで済ませてきたんじゃないの?
、、ごめんね、、無理な約束させて、、、。
、俺も、チャンミンに会いたかったから、、だから、、いいんだ、、、。
その言葉に、僕は自然と笑みがこぼれる。
ユノ、寒かったでしょう?
コーヒー飲む?
ストール使って?
あ、僕がかけてあげる。
、ありがと。
チャンミンもかけなよ。
自分の分も持ってきてるんだろ?
僕は大丈夫、
と、言ってる間にクシャミが出て。
ほら、、大丈夫?
ユノは僕にストールをかけて。
二人で身を寄せ合う。
や、やっぱり雨だと寒いね。
教会は広いし、暖房、ないしなぁ、、大丈夫か?チャンミン。
うん。
ユノがいてくれるから、、、あったかい、、、。
俺も。
チャンミンと引っ付いてるとあったかいよ。
そう言われて。
嬉しくない、、筈がない!
僕はユノの腕を取って胸に抱き抱えた。
そのうち調子に乗ってユノの手に触る。
指が、綺麗。
男らしい筋張った手。
ユノは、嫌がりもせず、僕の好きなようにさせてくれた。
ユノの手、冷たいね。
、うん、ごめん、、、。
僕はその手を自分の頬に当てた。
チャンミンは、頬もあったかい。
僕のあったかさが、ユノに移ったらいいのに。
しばらくそうしてて。
チャンミン、離して?
チャンミンの方が冷えちゃうよ。
、まだ、、離したくない、、、。
、、、ダメだよ、チャンミン、、、。
やだ。
チャンミン、、コーヒー、飲もう?
飲んだら少しはあったまるから。
、、、。
な?
そうしよう?
、、、。
チャンミンのコーヒー、俺、飲みたいよ。
、、、、飲みたいと言われれば仕方ない。
僕はユノの手を離し、コーヒーを入れてユノに渡した。
ユノが、可愛らしくフーフーして、一口。
うん、やっぱりチャンミンの淹れたコーヒーは美味しい。
本当?
うん。
この間一緒に行ったカフェ、俺がバイトしてたとこなんだ。
同じくらい、美味しいと思うよ。
そう?
嬉しいな。
チャンミン、
なぁに?
今みたいに笑ってて?
えっ?
今みたいに、、、チャンミンの笑顔が、好きだよ、、、。