伝言が入り、ユリアさんだけが確認の為に来店するという。
いらっしゃいませ。
俺はにこやかにユリアさんを出迎えた。
こんにちは。
出来上がりが楽しみでしたわ。
コーナーの一角にユリアさんを案内する。
こちらの方でかけてお待ちになって下さい。
俺は奥から注文のエンゲージリングを出してきた。
ご確認をお願いします。
ケースの蓋を開け、ユリアさんの方へ向ける。
、まぁ、、、素敵。
私のイメージした通りの出来栄えだわ。
貴方にお願いして良かったわ、ユノさん。
、ありがとうございます。
チャンミンから聞いたの。
職人さん自ら私の意見を聞いてオーダーできるって。
ご満足して頂けましたか?
ええ、とっても。
、エンゲージリングにはならないかもしれないけど、私の指輪になる事には違いないから。
、エンゲージリングにはならない?とは、どういう意味ですか?
エンゲージリングをご注文されたのでは?
そうね、、、作ってくださった貴方には失礼だけど、私とチャンミンは多分結婚しないわ。
、、、それに、、、ユノさんは、本当は知ってるんでしょう?
ユリアさんが俺の目をとらえる。
、何を、ですか?
睨みつけるわけではないが、ユリアさんの真っ直ぐな目に、俺は、、、。
チャンミンの本当の気持ち。
ドキンとした。
ユリアさんは、、、知っている。
チャンミンの事、、、。
そして、、もしかして、俺の事も?