週末。
きっと会社員のチャンミンは休み。
けれど金曜も土曜も、何の連絡も無く。
俺からの連絡を待っているのだろうか。
俺からの、、、返事を待っているのか?
仕事中、ケースのレイアウトを考えているフリをしながらボヤッと商品を見ていた。
店にもあるプラチナリング。
、、、チャンミンはいい奴だ。
きっとチャンミンにふさわしい人が現れるさ。
そして、チャンミンから指輪をもらうんだ。
俺じゃない。
その相手は、俺じゃない。
その日、部屋に帰ってからもずっとチャンミンの事が頭から離れなくて。
気がつけば外は真っ暗なのに、部屋の明かりさえつけず、カーテンも開けたまま。
部屋は月明かりに照らされて。
薄暗い中、ため息をついて空を見上げる。
大きくて真ん丸の月。
、、、綺麗だなぁ、、、。
、、、光輝いて、凄く綺麗。
何故か、初めて会った時のチャンミンを思い出す。
静かに、光り輝く月光。
つい、見入ってしまう。
しばらく月を見つめて。
月明かりで明るい辺りを見回す。
、、、通りに、マンションを見上げている人、、、。
背格好から、、、チャンミン、、、?
俺の部屋までは知らないから、俺が見ていても分かるわけがない。
、返事、、、まだ、考えてないのに。
チャンミンを傷つけないで断る言葉を、まだ思いついてないのに。
俺は、部屋を出た。
チャンミンに、会いたくて。