近くのスーパーでの帰り。
今日は買い物する物が少なかったから、歩きで、二人でエコバッグを肩掛け。
なぁ?
チャンミンに問いかける。
何?
今日は荷物少ないからさ、
うん?
天気もいいし、散歩がてらちょっと歩かないか?
いいけど、どこに?
この近くの、公園。
うん、いいよ。
家に向かうより、少しだけ遠回り。
公園の近くまで行くと、見えてきたお目当ての物。
、ユンホ、わかったよ。
チャンミン、好きだろ?
うん。
公園の中に入る前に近くのカフェでコーヒーをテイクアウト。
お目当ての前にあるベンチに座る。
、、、綺麗だねぇ。
、本当、立派な木だ。
それは、この公園のシンボル的な大きな銀杏の木。
綺麗な黄色に色づいて、、、陽に照らされて、黄金色に輝いている。
秋、だね。
日中は暑い時もあるけど、朝晩寒くなったもんなぁ。
二人でコーヒーを啜りながら暫く見入って。
僕ね、本当は銀杏の木も庭に植えたかったんだけど、諦めたんだ。
何で?
だって、こんなに大きくなるし、葉っぱが落ちると掃除が大変なんだよ。
、確かに。
この木の下も、葉っぱだらけで。
黄色い絨毯が出来上がっている。
自分で育てるより、見るものだよね。
実も美味しいしな。
うん。
前に食べさせてくれたやつあったけど、殻剥くの大変じゃないか?
ああ、あれは、、、フライパンで炒る人もいるけど、僕は電子レンジでするんだ。
レンジで?
うん。
紙袋に入れて、ボタンを押すだけ。
時々弾けすぎて中身が飛び出たやつも出来ちゃうけど。
殻にヒビさえ入ったらなんとか剥けるでしょ?
へぇー、そうなんだ。
また来年のお楽しみ。
そのままでもいいけど、ちょっと塩つけたり、茶碗蒸しでも美味しかったでしょ?
うん。
匂いが苦手な人もいるけど、食べれない人は気の毒だな。
ま、人それぞれ好みがあるからね。
チャンミンはスマホで写真を撮って。
じゃ、寒くならない内に帰ろっか。
うん。
本当、チャンミンといると、また季節に気づかされるんだ。
今までの自分では目につかなかった事も。
目に止まる自然。
ボタニカルの癒しに。
心が和んでいく。
それはチャンミンに繋がって。
チャンミンが俺の癒し。
ユンホ?
どうしたの?
少し前を歩いていたチャンミンが振り向いて。
ううん、何でもない。
俺はその癒しめがけて駆け寄った。