まったりとリビングで雑誌を読みながらくつろいでいた俺。
、、、ユンホ、、、。
庭から戻ったチャンミンの沈んだ声。
何?
どうしたんだ?
、薔薇が、、、。
薔薇?
あの薔薇?
うん、、、。
葉っぱが無くなっちゃった、、、。
えっ?
この間から、葉っぱが食べられてるみたいだったの。
今日、虫除けの薬あげようと思って行ってみたらもう殆ど食べられてた、、、。
二人で行ってみると、、、確かに、葉が無くなっていた。
、、、もっと早く薬買ってきたら良かった、、、。
でも、全部じゃないし枯れてないし、今からでもやってみたら?
、うん、、、買い物行く時、いつも買い忘れてたんだ。
肥料とか農薬ってあまり買わないから、つい忘れちゃって。
仕方ないさ。
ホームセンターっていつも行くスーパーとは逆方向だし、車でもあまり通らないから。
、うん、、、。
残った葉っぱが黄色くなってきたから家にあった液肥をあげたんだけど、ますます黄色くなったし、、、大丈夫かなぁ、、、。
、うーん、、、ま、やれる事だけやってしばらく様子を見よう?
うん、、、わかった、、、。
本では追肥をあげてもいい時期だったんだけどな、、、。
やっぱり直植えがいいなぁ、、、水やりの心配もないし。
ここまで育ったらもう大丈夫と思ったんだけど。
直植えにする?
けど、庭ももう結構植えた物でいっぱいだから、鉢植えでいいならこのまま育てたいんだよね。
そっか、、ま、確かに、な。
直植えは最終手段だ。
まだ本当は植えたい木もあるし。
部屋に戻りながらチャンミンからの言葉に。
まだ植えたい木があるのか?
うん。
夏に話した名前がわからない木。
わかった?
うん。
ムクゲの木だった。
チャンミンがお茶の支度をして二人でテーブルに着く。
夏の間、ずっと咲いてくれるんだ。
芙蓉の仲間なんだけど。
僕ずっと誤解してて。
誤解?
ムクゲってハイビスカスの花に似てるんだよ。
チャンミンがスマホの写真を見せる。
ん、そうだな。
で、こっちが僕が知りたかった花の写真。
ん、、、全然違う花に見えるけど?
うん。
だから気づかなくて。
ムクゲって八重咲きの物もあるんだって。
あー、、それで、、、。
ムクゲはハイビスカスと似た花って思ってたから同じ花だと分からなかったの。
前にこの花を見たお宅が、たまたま知った人の家だってわかって。
その人から花の名前を聞いたんだ。
ふうん、、、じゃ、やっとわかって良かったな。
うん!
だって、やっとわかったから。
ハハッ、
ユンホ?
チャンミンは本当、花が好きだな。
花というか、、んー、、、
、そう、、、自然が作り出す物が好き、かな?
俺、そんなチャンミンが好きだよ。
僕は僕の事好きって言ってくれるユンホが好き。
そうして、二人で微笑み合う事の幸せ。