俺は本社に帰って来た。
この五年、親の七光り的なものはなく、自力で仕事をこなしてきた。
甘えは一切なく、受けず。
自身の力で。
上司はこの五年で課長となったチョン・ユンホ。
あの冷たい顔が、待っている。
俺を苛つかせる、冷たい顔が。
元の営業課の中には顔見知りの社員も何人かいて、おかえり、と言っては迎えてくれた。
その先、課長席に、あの人。
俺は課長のデスク前に行った。
課長、今日からまたよろしくお願いします。
ああ、よろしく頼む。
引き継ぎ、ちゃんとしてくれ。
はい。
PCを見ながらの返事。
まともに顔も見てくれない。
冷たい顔のままだった。