けど、やって来た。
ユノが行ってしまう日が。
ユノが出発する日、僕はユノを見送れなかった。
平日だったし、その日に限って大事な会議が入っていた。
ユノの出発時間も、朝ではなく昼頃で。
僕は出勤前に、ユノに声をかけた。
じゃ、ユノ、僕行くね。
うん。
気をつけて行ってきてね。
うん、ありがと、チャンミン。
手紙、忘れないでよ。
うん。
じゃあね。
チャンミン、行ってらっしゃい。
ユノは笑顔で言ってくれた。
でも、何か気になって。
1年も会えないからか、、、気になって。
マンションのベランダを見上げる。
珍しくユノがベランダにいて、僕を見送ってくれていた。
声こそ出さないものの、とびきりの笑顔で、僕に手を振った。
その笑顔が嬉しくて、僕も手を振ってとびきりの笑顔を返した。
僕は安心して出勤したんだ。
二度と会えないなんて、思いもせずに。