ユノは紙袋をテーブルに置いて、ソファに座った。
座れ、
言われて、向かい側に座る。
、、、何か、あったのか、
、、、。
何でこんな事したんだ?
、、、。
何とか言え。
、、、ユノは、何しにここに来たんだ。
何?
、、、俺をまたフリに来たんだろ?
何言ってる?どうしてそんな、
俺、昨日見たんだ。
髪の長い綺麗な女性と一緒にいるの。
腰に手を回して、楽しそうにデートしてたよな。よりによって俺が選んでやったコート着て。俺じゃなく、女性の前でオシャレしたかっんだろ。
チャンミン、あれは、
その紙袋は何?
あの女性にプレゼントした物と同じ物を持ってきたの?あの女性は知ってるの?ユノが自分と俺を二股かけようとしてるって。
やめろ、チャンミン、
ああ、やめてやるさ、どうせ今日で最後だから。今だけ、言いたい事言ったらもうさよならだ、ユノがそんな人だと思わなかった。出て行けよ、ユノ。
ユノは動かなかった。
二股がバレたショックで動けないのか?
サッサと帰ってくれないか?
、、、妹だ。
はっ?
昨日一緒にいたのは妹だ。
そんな苦し紛れの嘘、
待ってろ、今ライン電話する。
ユノはスマホを取り出し操作し始めた。
ほら、こっち来い、
呼出から、相手が出て、昨日見かけた女性が画面に出る。
お兄ちゃん?どうしたの?
ジヘ、どうだ?昨日のプレゼント気に入ってもらったか?
うん、とっても。ありがとうお兄ちゃん、いいお店紹介してくれて。
今ちょうど側にいるの。ちょっと待って、
女性と一緒に、知らない男性が映る。
あ、お兄さん、昨日はありがとうございました。
時計、気に入ってくれたんだって?
はい。とっても嬉しいです。大切にしますね。
妹の事も大事にしてくれよ。
もちろんです。
無事、そちらに帰られたんですね、よかった。
ん、昨日はちょっと飲み過ぎた。
でも、いい酒の席でした。
そうだな、また飲もうな。
はい、ぜひ。
じゃ、せっかく二人でいるのに邪魔したな。又な。
はい、ありがとうございました。
あ、ね、ちょっとお兄ちゃん。お兄ちゃんは渡せたの?
今から、
今いらっしゃるの?
ああ、横に、
変わって?
ホラ、
ユノが携帯を渡してきた。
覗き込むと、昨日の美人。
初めまして、妹のジヘです。
あ、初めまして、チャンミンです。
昨日はごめんなさい。お邪魔して。
はい?
昨日は私のわがままで、兄にフィアンセのプレゼントを一緒に買いに行ってもらってたの。
、、、あ、そうなんですね、
チャンミンさんにも兄からプレゼントがあると思うから、ちゃんと受け取ってあげてくださいね。
あ、はい、
じゃ、私もお邪魔ね。これで失礼します。今度お会い出来るのを楽しみにしてますね。
はー、
じゃ、また今度。
電話は切れた。