でも時々自分が眠りながら泣いている事に薄々気づいていた。
きっとサンウさんは知ってた。
俺がサンウさんの隣で、横にいながら求めていたのはチャンミンだという事を。
サンウさんは気づいていたのに、いつも俺に優しく接してくれた。
サンウさんに、俺は残酷な事をしていた。それでも変わりなく接してくれたサンウさんに、深い愛情を感じて、俺もそれに応えたかった。
ごめんなんて言葉は駄目だ。ちゃんとお礼を言っておきたかった。サンウさんと二人で一緒に前を向く為に。
次の日、仕事の帰り際。後ろからチャンミンを呼び止める。肩をビクッとさせて、ゆっくり振り返るチャンミン。
何?
週末、お前ん家に行っていいか?
…いいよ。
…何も聞かないのか?
…悔しいけど、サンウさんから聞いてたから、
…、そっか。
じゃ、またね。
ん、またな。