サンウさんはベッド脇の椅子に座ってタバコを吸っていた。
俺は体を起こした。
おはよう、ユノ。
サンウさんが優しい微笑みで言った。
おはよう、ございます。
体、大丈夫か?
…、はい。
サンウさんが、ベッドに座り直して言った。
今だから言うけど、
はい?
俺はずっと前から、お前が好きだったんだ。
サンウさん、
だから言ったろ?好きな奴は他の奴のものだって。
…、
チャンミンの元に帰った方がユノの為だと思っていた。だからチャンミンと向き合うように言ったけど、本当は俺のものになって欲しかったんだ。
サンウさん、
お前が、俺を求めてくれて嬉しかった。
それからはほぼ毎日サンウさんの所に行った。サンウさんが俺を好きなら、俺が来る事を喜んでくれていると思っていた。それが、都合のいい甘えであっても。
でも、サンウさんは俺が目を覚ますと、起き上がって寂しそうにタバコをふかしている時がある。
サンウさん?
すぐタバコの香りのする濃厚なキスをする。そして、また、激しく抱かれるんだ。何故?俺はここにいるのに。側にいるのに。何がそんなに、寂しく、悲しいのだろう。