表示を見るとミノからだった。
もしもし?ミノか?
…、ユノさん?なんで、
チャンミンが夏季休暇取るから泊まりに来ないかって。昨日からきてる。
そう、なんですか。
チャンミンまだ寝てるんだけど、何か用か?
まだ寝てるんですか?もう9時ですよ?
昨日遅くまで飲んじゃって。起きたら電話さそうか?
じゃ、お願いします。仕事の事なんで。
同じ会社なのか?
はい。じゃ、よろしくお願いします。
あ、それと、チャンミンに内緒にしてくれてありがとな。
それが、
どした?
…、正直に言います。ちょっとアクシデントがあって、実は、
言いにくそうに、でも正直に、ミノは全てを話してくれた。
…、そっか、
すいません!
ま、しょうがない。わざとじゃないし。
…、ユノさん、チャンミニヒョンは本当に、ユノさんの事、
わかった。
ユノさん、
ちゃんとわかってるから、気遣わせて悪かった。ありがとな。テミンにも気にするなって言っといてくれ。
ユノさん、大丈夫ですか?
大丈夫、ありがと。チャンミンにちゃんと電話さすから、じゃな。
電話を切る。
そっかー、だから卓球?走らないスポーツだから。はは、チャンミンらしい、かな。サッカーは駄目だって、分かってたから。ごめんな、チャンミン。心配させて、考えさせて。
チャンミンの頭を撫でる。
ごめんな、俺、弱くて。
どうしよう、俺、どうたらいい?チャンミン。
情けなくて、涙が出てくる。
俺、こうやって周りにずっと心配かけてきたのかな。
ダンスは、自分からスパッとやめたつもりでいたんだ。確かに、遠ざけてはきたけど。だって、自分はもう何もできない。ダンサーだって、いろいろタイプがある。踊れなくなったら、指導に回る人もいるし、演出家になる人、衣装でも、メイクでも。でも、俺は器用じゃない。自分が出来たからといって、人にそれを教える事なんかできないんだ。自分の感性だけで踊ってきたから。それに共感してくれた人が多かっただけの話で。
今のままじゃ、駄目なのかな?チャンミン。