サクラ呼ばなくても、結構本気で見にきてる人いるじゃん。
んー、なんか久しぶりに出る人がいるみたい。周りの女どもなんか、特に凄そうだな。赤いペンライト持ってる人、多くないか?
なんか、皆んな噂してる、チョンなんとかって人。知ってる?
あ、その人、ドンへヒョンの親友だ。復帰って、その人かー。
見た事あるの?
無い。名前、なんだったっけ、
いいよ、紹介あるだろうし、見ても見なくてもいいし。
ん、そろそろ始まる。
こんな前の席でいいのか?
ドンへヒョンにとってもらったから。しばらくは真剣に見てるフリして。
しょうがないなぁ。
会場のライトが落ち、ステージがライトアップされる。爆音と共に、ダンサー達のキレのいいダンスが始まる。
初めて見る。近くで見るとすごい迫力。飛び散る汗。勢いに飲まれる。
な、見て、センター張ってる二人、ドンへヒョンと相棒のヒョクさん。カッコイイなー。男の俺が見ても惚れ惚れするー。
ん、確かに。凄い。どうやったらあんな動きできるんだ?
思ったより、楽しんでる自分がいた。
それぞれジャンルは微妙に違うけど、チームカラーがハッキリして、個性が出てる。
何チームかが終わった時、突然会場が真っ暗になる。
アナウンスが入った。
皆さん、いかがですか?楽しんでますかー!
皆が歓声で応える。
さぁー、皆さん、お待ちかね、次はー、我らがダンスマシーン、チョン・ユンホ、王の帰還ステージです!それではどうぞ!
ステージスクリーンに映し出されたのは、僕の愛した人、だった。