別に、何も。
何もって、そのまま見過ごして帰ったのか?
うん、どうでもいいやって思って。
翌日の昼休み、親友だか、悪友だかのキュヒョンに昨日の事を話した。
どうでもいいやって、お前。付き合い始めの頃は夢中だったくせに。
まあな、いい体してたからなぁ。胸がデカくてさ、顔もいいし。
外見だけで決めんじゃねえよ。だからお前はいつも長続きしないんだろ?
だって、他に何がある?
お前、愛情ってそんなもんじゃないだろ?
じゃ、お前は愛情知ってんのかよ?
お前よりはな。
あー、恋、したいなぁ。
じゃない、愛、したいなー。
まともに恋もしてないのに、愛だってー。
うるさい、いいじゃん。
キュヒョンにバカにされながら昼休みは終わった。屋上で空を見ながら、思う。きっといるんだ、この世界に、僕が愛し、愛される人が。まだ出会えてないだけ。どこにいるんだろ。僕はここに居るのに。