拾6昼休み、ランチに誘われる。席に着き、いきなり、これは偶然か?偶然、ですね。…、やっぱり、覚えてんだな。あの時、僕は課長の名前さえ知らないんですよ、偶然に決まってるじゃ無いですか。そうだな。課長には拾ってもらわなかったけど、会社には拾われたんです。こんな事でクビにしないで下さいね。そんな権限、俺にはないから心配するな。じゃ今後ともよろしくお願いします。しょうがない、な。課長は諦めたように溜息をついた。再会は、嬉しいものにはならなかった。逆に鬱陶しくされて、悲しかった。