結局、ユノはユリさんとの事を話してはくれなかった。
心を開いてはくれなかった。
描きながら、僕は涙が溢れてきた。
僕じゃ、ユノを救えなかったんだ。
…、お前、どうし、た?
泣いている僕に気づいたユノが、心配そうに声をかける、
…、なんでもない。
なんでも、ないって、お前…。
なんでもないったら、なんでもない。
なんでも、ない奴が、急に、泣くか?
ユノが、僕の頬に流れる涙を手で拭う。
そんな事、しないで。
チャン、ミン、
優しくなんか、しないで、
…。
僕は、今自分が嫌いだ。自分勝手で、ユノの気持ちに入り込めなかった自分が、ユノを救えなかった自分が、大っ嫌いだ。
…、ごめん、お前のせいじゃ、ない。そんな事、言うな。お前は、俺に、勇気を、くれたじゃないか。
…、
お前は、俺に、声を、取り戻して、くれた。…、ありがと、チャンミン。感謝、してる。
僕が聞きたいのは、そんな言葉じゃない。もっと、僕に話して、もっと僕を頼って、もっと、僕を信頼して、
チャン、ミン…。
愛されなくても、僕は、ユノの力になりたいんだ。
お前、
そう、僕はユノを愛してる。別に僕は元々ゲイじゃない。僕は、ユノだから、愛したんだ。