松阪散策:中万の豪商

 

2019(令和元)年10月30日(水)

 

国道42号線のバイパスを潜ると中万に入ります

 

少し歩くと寂れた寺があります

 

乳熊寺(ちくまんじ)といい天台宗の寺院です

 

 

中万の町の略図です

 

 

中万町公会堂の前に立派な土蔵が見えてきました

 

中万の富山家本家です

 

 

射和の富山家から富山の姓を名乗ることを許された

 

中万の富山家です

 

 

東方向に向かっています

 

 

中万富山家の分家でしょうか

 

 

こちらは小林家です

 

 

振り返ります

 

 

さらに東に進むと右側が、ちくま味噌の竹口家です

 

左は中井家です

 

 

竹口家

 

 

ちくま味噌は初代竹口作兵衛松方(さくべいよししも)が

 

元禄初(1688)年深川永代橋にて

 

味噌醸造を始めたことを創業としています

 

ちくま味噌は創業者の故郷の地名

 

伊勢国乳熊(ちくま)郷、現在の中万町から由来しています

 

 

竹口家の門

 

中万文庫の札もかかっています

 

 

振り返ります

 

左が竹口、右が中井家です

 

 

中井家は江戸中期に江戸に出て金融業を営み

 

文禄3年(1594)の太閤検地帳や

 

永宝5年(1677)の名寄帳が残っています

 

 

竹口、中井家からさらに東に向かうと近田家があります

 

美濃土岐氏の家臣を祖とし

 

江戸中期には庄屋を務め紺田札という私札を発行した家です

 

 

紺田家の向かって右側に浄土宗心光寺があります

 

 

右手には松阪市と多気町の境界、櫛田川が流れています

 

少して堤防に向かいます

 

上流、射和方面です

 

 

下流櫛田方向で、昔はこの辺りで渡し船が出ていました

 

またこの付近の河原では中万市が開かれていました

 

 

心光寺も一望できます

 

 

街道に戻り東方向(櫛田)に向かいます

 

竹口家と姻戚関係にある堀木家です

 

 

昭和32年(1957)岸内閣で

 

厚生大臣を務めた堀木鎌三氏の実家です

 

 

これまでの射和・中万の町の足取りです

 

 

これからは中万のお寺巡りです