2018(平成30)年10月12日(金) 晴れ

バスは能登半島の先端

珠洲岬(聖域の岬)から穏やかな海岸風景の内浦を進み

見附島(軍艦島)を目指しています

イメージ 1

聖域の岬を出たのが12:45分

イメージ 3

能登半島西側の外浦の厳しい海岸風景から穏やかな景色に一変しています  13:15分

イメージ 2

レギュラー1リットル158円とあります

イメージ 4

見附島に到着です   13:45分

イメージ 5

見附島は別名、軍艦島とも呼ばれ

高さ28m幅50mの珪藻土の奇岩で能登観光のシンボルとなっています

海岸から200m~300mに位置し

周囲400m面積1,147㎡の無人島です

イメージ 6

踏み石が並べられ干潮時には

島の近くまで歩いていくこともできます

イメージ 7

見附島は恋人の聖地としても知られ

見附島から能都町の恋路が浜までの約3,5kmの砂浜は

えんむすび―ちと呼ばれ

浜辺に縁結びの鐘があり若いカップルに人気があります

イメージ 8

200台の無料駐車場

海岸一帯は広大な芝生に覆われた憩いの場が広がり

1,000本の松や桜が植えられ

春には花見、澄んだ日には立山連峰も望められ

雪化粧や夜のライトアップは違った景色を見せてくれます

イメージ 9

海岸にそびえる軍艦に似た島一つですが

何故か心惹かれる光景でした

14:10分  見附島を後にします

車窓からみる見附島(軍艦島)です

イメージ 10

二日目の行程表です

旅行も終盤、穴水駅に向かっています

イメージ 11


日本国内くまなく席巻しているコンビニエンストア

東はセブンイレブン、西ではファミリーマート

二極化に終極されてきました

イメージ 12

バスは海岸線をはずれ県道57号線の山中を走り出します

桜峠辺りです   14:40分

イメージ 13

秋の気配を感じさせるススキの群生

イメージ 14


穴水駅に到着です  15:00時
   
イメージ 15

駅前に大相撲、遠藤関展示室があります

イメージ 16

石川県鳳珠(ほうす)郡穴水町出身、追手風部屋所属

遠藤聖大(しょうた)  184cm  151kg

左よつ  突き押し  最高位西関脇の現役力士です  28歳

敢闘賞1回   技能賞2回

幕内通算207勝213敗30休  ここらで終わってほしくないですね

イメージ 17

端正なマスクとスケールの大きな取り口

華やかさでは角界ナンバーワン力士で郷土の期待の大きな力士です

イメージ 18

石川県の大相撲と言えば

第54代横綱輪島大士(ひろし)がいます

石川県七尾市出身  花籠部屋  185cm 135kg

昭和23年(1938年)1月生まれ

  左四つ  寄り  左からの下手投げが得意で黄金の左と言われました

昭和の大横綱北の湖と共に輪湖時代を築き上げた偉大な横綱でした

幕内優勝14回   横綱在位47場所

惜しくもこの月の10月8日

咽頭癌、肺癌で亡くなられました   70歳

イメージ 19

この穴水駅からのと鉄道に乗車します

イメージ 20

のと鉄道は国鉄民営化に伴い

石川県などが第三セクターとして1987年(昭和62)設立し

紆余曲折を経

現在は穴水駅~七尾駅間33,1km区間を走る路線です

出発の穴水駅

イメージ 21

穴水から終点七尾駅ですと830円

私達は能登中島駅までですから520円の運賃ですね

イメージ 22

穴水駅を出発

イメージ 23

突如、最初のトンネルがイルミネーション

奇想天外の演出でした

イメージ 24

イメージ 25

次は何があるかと期待が募ります

イメージ 26

その期待も空しく列車は二駅を通過し

三番目の駅、能登中島駅に到着です  15:35分

20分の乗車でした

イメージ 27

演劇ロマン駅  能登中島とうたっています

イメージ 28

そして鉄道郵便車も展示されています

この列車は昭和44年(1969)に製造され

主に東京~北海道間で郵便輸送に活躍しましたが

昭和61年(1986)鉄道郵便の廃止に伴い廃車となりました

イメージ 29

ポッポ屋さんのお話をまず伺い

実際に列車に乗り込みます

イメージ 30

区分棚ですね

差し出した郵便物や到着した郵便物の仕分けです

一駅間の間に揺れる列車のなかでの作業、手際よく正確に裁かねばなりません

イメージ 31

小包と下段は郵袋です

イメージ 32

実際の物量は相当数あったろうと思われます

イメージ 33

旅の思い出に

オユ10特別消印付きのお手紙をとPRもありました

イメージ 34

能登中島駅のもう一つの顔、演劇ロマン駅の探求です

駅構内を覗いてみます

イメージ 35

そうなんです、この駅の近くに仲代達也主宰の無名塾

能登演劇堂が1995年(平成7年)5月に開館されていたためでした

イメージ 36

俳優養成所、無名塾の創成者は仲代と妻の宮崎恭子(脚本演出家)

1975年(昭和50年)に自宅を稽古場にスタートしました

学費は無料、仲代の指導を直接受けることができ

多くの実力俳優を輩出しているため

劇団の東大と言われるほどの狭き門でした

役所広司、増岡徹、若村真由子、赤間真理子、真木よう子、内村純一

滝沢賢一、村上新悟、松崎謙二、高川裕也

声楽家、ミュージカルの佐賀龍彦、演出家の石栗昌彦…等々が

無名塾の出身者です

イメージ 37

無名塾の養成期間は3年

1年目にプロ俳優としての適格性を認められれば塾生として残れます

イメージ 38

無名塾では

1985年(昭和60)頃からこの地(七尾市中島)に市営の

提携劇場、能登演劇堂があり

ここを拠点に合宿をしたり年に1度全国公演を行ったりしていたのを機に

1955年(平成7年)5月

舞台後壁が日本唯一の開閉式の演劇堂を開館しました

舞台の後方、借景は自然のまゝです

イメージ 39

仲代達也は1982年(昭和7年)12月東京に生まれ  85歳

いまも演劇、映画、テレビドラマ等で活動を続けている日本を代表する名優です

演劇、映画等の受賞歴も多く

2015年(平成27年)には文化勲章を受けています

イメージ 40

仲代の代表作として小林正樹監督(松竹)の

6部作上映時間9時間31分の『人間の条件』での主人公梶を演じています

また東宝では黒澤明監督の

『用心棒』、『椿三十郎』、『天国と地獄』で三船敏郎に対抗できる

敵役として監督自らの出演依頼を受け黒澤の期待に応えています

そして舞台では数多くのシェイクスピア作品に主演

日本を代表するシェイクスピア俳優です

イメージ 41

仲代と妻恭子には子がなく

恭子の妹の子を養女に迎えています

恭子が1996年(平成8年)癌で亡くなると

仲代は残された無名塾を一人で主宰し現在に至っています

イメージ 42

イメージ 43

能登中島駅

イメージ 44

時刻も16:00です

イメージ 45

能登中島駅で待機していたのは

北鉄バスから三重交通のバスに代わっていました

イメージ 46

帰路に着きます

到着は22:20分でした   約6時間かかりました