2018(平成30)年1月26日(金)

嵐山で食事を頂き

今日のメイン金閣寺に向かいます

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嵐山で雪に見舞われましたが

出発する頃には小雨にかわっていました  13;45分

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金閣寺の駐車場です

270台収容    普通車300円  

雨もやみ曇り空です  お天気がコロコロ変わります  14:10分

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駐車場から総門に向かっています

右側は金閣寺の周囲を囲む土塀です

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世界遺産金閣寺の総門です

土塀に白い5本の線が入っています

これは最も格式が高い寺院という意らしいです

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金閣寺の正式名は鹿苑寺(ろくおんじ)





臨済宗相国寺派の禅寺で山外塔頭寺院です

山号は北山(ほくざん) 寺紋は五七桐(現日本国政府の紋章)

寺名の鹿苑寺の名称は

寺の創設者室町幕府3代将軍足利義満公の法号鹿苑院殿にちなんでいます

(義満の北山山荘をその死後、寺としたものです)

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ユネスコの世界文化遺産として

古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)として平成6年(1994)12月に登録されました

ちなみに日本国内での世界遺産の登録は

平成5年(1993)12月同時に登録された奈良の法隆寺と兵庫の姫路城が最初であって

古都京都は3番目の世界遺産登録となります

総門を潜ります

参拝時間  午前9時~午後5時   無休です

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五戒の教え(五用心)が表示されていました

①生命あるものを殊更に殺さざるべし

②与えられざるものを手にすることなかるべし

③道ならざる愛欲をおかすことなかるべし

④いつわりの言葉を口にすることなかるべし

⑤酒におぼれてなりはひを怠ることなかるべし

左には足利氏以前のこの地の所有者西園寺家が

鎌倉時代初頭に鋳造された鐘楼が見えます

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右側の二条城のような建物は庫裏(くり)といい

ここで写経もできます  1000円(般若心経ですと所要1時間)

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ここが受付   拝観料は400円です

入場券はお札ですが団体のため添乗員さんが預かってみえます

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境内図です

境内は鏡湖池(きょうこち)を中心とした池泉回遊式庭園で

衣笠山を借景としています

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一方通行で迷うことはありません

先ほど来の鐘楼ですね  土日はつくこともできます  200円

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日陰には数日来の雪の跡も

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鏡湖池に出てきました

鏡湖池(きょうこち)の面積は約2000坪(6600㎡)

庭園の半分を占めています

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舎利殿(金閣)は室町前期の北山文化を代表する建物でしたが

昭和25年(1950)放火により焼失し

現在の建物は昭和30年(1955)に再建されました

若い人は殆ど外国の方です

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人の途絶える間に撮ってみました

舎利殿の建築様式は二重三階建ての楼閣建築です

屋根は宝形造り、こけら葺きで屋頂に金銅製の鳳凰を置いています

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初層の正面の大きさは5間(約10m)

側面は4間(約7,5m)で高さは12,5mです

金箔を用いず平安貴族の様式を取り入れた素木の寝殿造りで宝水院と呼ばれ

二、三層の外面は全面金箔張りで三層は内部も金箔張りです

二層は鎌倉武士の好んだ武家造りで潮音洞(ちょうおんどう)とよばれ

三層は中国風、禅様仏殿造りで究意頂(くっきょうちょう)と呼ばれています

このような三つの様式を調和させた建物です

また三層の大きさは三間(約5,5m)あります

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なかなか逆さ金閣は撮れません

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振り返ってみましょう

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内部拝観は許されてません  掲示されていた写真です

初層  中央に宝冠釈迦如来坐像、左に足利義満座像が安置されています

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二層の仏間内部には須弥壇上に観音菩薩坐像を安置し

周囲に四天王像が立っています

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三層には仏舎利が安置されています(パンフより)

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本日見れなかった雪の金閣寺

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金銅の鳳凰像

昭和25年7月2日未明、学僧林承賢(21才)の放火により

国宝舎利殿は全焼

このことは三島由紀夫の小説、金閣寺や

水上勉の小説、五番町夕霧楼、金閣寺炎上の題材となっています

当時たまたま、鳳凰像と究意頂の額は火災以前に取り外されていたため

焼失を逃れました

現在の鳳凰は3代目です

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舎利殿(金閣)は昭和30年に再建されましたが

その後、金箔が剥がれ下地の黒漆が見えたり

その漆も紫外線による劣化が激しく

昭和61年2月から翌62年の10月まで1年8か月を要し

総工費7億4千万を投じ昭和大修復が行われました

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この工事に際し

金箔は通常の5倍の厚さ(約5mm)の5倍箔を約20万枚(200kg)

漆は国産の岩手県浄法寺漆を1、5T使用しました

金箔1枚の大きさは10,8cm四方の正方形

これを一枚一枚張り続けた職人技は凄いですね

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進行方向右手に陸舟の松があります

書院の庭に植えられた推定樹齢600年の五葉松です

三代足利将軍義満公の盆栽から植え替えられ帆かけ舟の形に仕上げられました

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鏡湖池、金閣を後にします

この人だかりは御守り売り場です   14:30分

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先に進みます

義満公がお茶の水に使ったという銀河泉

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金閣寺垣

低い竹垣で上部に半割りの竹を掛けているのが特徴です

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大賑わいの道祖神

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振り返ってみます

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舎利殿(金閣)も望めます

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アップで

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鏡湖池の北にある池で安民沢(あんみんたく)と呼ばれています

白蛇の塚が見えます

この五重の塔は西園寺家の守り神だったそうです

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夕佳亭(せっかてい)が見えてきました

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江戸時代の茶人、金森宗和が好んだ数寄屋造りの茶席です

夕日に映える金閣が殊によろしい(佳い)ということから

夕佳亭と名付けられました   三畳の間です

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境内領域は土塀に囲まれています

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最後が不動堂です

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境内で一番古い建物で

豊臣秀吉の家臣、宇喜多忠家が再建したもので安土桃山の時代です

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ご本尊は空海(弘法大師)作の不動明王です

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集合時間です

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1時間は必要ですね

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入場券代わりのお札です

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続きます