2017(平成29)年10月30日(日)
季節外れの台風(21号、22号)で
延び延びとなっていた東海地区予選の準決勝2試合が
岡崎市民球場で開催されました
準決勝戦からはNHKラジオ第一放送で中継されます
ベスト4に残ったのは
やはりシード校(各県の1位校)でした
第1試合 10:00
中京学院中京(岐阜1位)と静岡高校(静岡1位)との対戦です
静岡高校のマウンドは
初戦いなべ総合(三重2位)を4安打完封したエース①春君
中京学院中京、初回
立ち上がりの春君をとらえ
二死1,2塁から5番⑤常川君がセンター前Hで先制点 1-0
中京学院中京の先発は1年生左腕⑰不後君
初戦で愛産大三河高(愛知2位)を8回1失点で完投しています
ところが不後君
初回に2点をとられ 1-2
2回裏には二死2,3塁から
静岡トップバッター⑥村松君のセンター前クリーンヒットで2点
1-4と引き離されます
しかし来春の出場権を兼ねたこの一戦
3回には静岡高校のスキを突き1点 2-4
4回表にも2安打で1点をかえし
3-4 と1点差まで詰め寄ります
3回から中京学院中京は⑰不後君から
右腕⑫後藤君にリレー
176cm、80kg、137キロのストレートに威力があります
しかし後藤君制球がままなりません
3回、3四死球も静岡の拙攻に助けられ無得点
4回も3四死球と塁を埋められ2点を失います 3-6
なおも一死満塁
ライトに入っていた⑰不後君再マウンドへ
6番⑦小林君にライト前Hで1点は献上しますが
満塁のピンチの後続を0点に抑えきります
小林君の一打 3-7
5回以降は静岡春君、中京学院中京の不後君
両投手の踏ん張りで試合も落ち着き
回が進みます
8回に中京学院中京は1点を返し 4-7 と迫りますが
春投手が8被安打4失点ながらも8奪三振と急所を押さえ
静岡高校に決勝戦への切符をもたらしました
中京学院中京 8安打 四死球3 三振8 盗塁1 失策0
静岡高校 13安打 四死球10 三振5 盗塁0 失策3
静岡高校リードオフマン
1番⑥村松君5打数4安打2打点の活躍でした
第2試合 12:35分
東邦高校(愛知1位)と三重高校(三重1位)との対戦です
三重の先発マウンドは
初戦、大垣西(岐阜2位)を1安打完封したサイドスローの⑪福田君176cm、73kg
127kmの球速ですが
丹念にコーナーを突きスライダー、カットボール、ツーシームなどの
多彩な変化球で的を絞らせません
1,2回とランナーを背負いますが何とか
無得点に抑えてきましたが
3回に入ると手堅いはずの三重高校の守備が乱れ2点を先取されます 0-2
愛知東邦高校のマウンドはエース①扇谷君
最速146キロの本格派右腕で
初戦、常葉大菊川(静岡2位)戦には途中からリリーフし
4回1/3投げ失点0に押さえています
3回表に2点先行された三重高校
その裏攻勢に出ます
制球が今一つの扇谷君から四死球を足場に
一死満塁の場面で5番②東君の2点タイムリーで同点
さらに内野ゴロの間に1点を奪い 3-2と逆転します
東君のライト前、同点2点打
4回にも両校の攻防が続きます
三重高校、東邦の強力打線につかまりだした⑪福田君から
主将でエース①定本君をマウンドへ
最速145キロの本格派ですが制球力が心配です
先頭打者を四球で歩かせ送りバントを内野Hで無死1,2塁
重盗塁で無死2,3塁
1塁ゴロで難なく失点 3-3
死球を与え一死1,3塁
3連打でさらに3点を献上 3-6
なおも一死1,3塁とランナーを残し再度⑪福田君がマウンドへ
福田君、8番、9番打者を連続三振に取り
傷口を塞ぎました
4回裏3点差を追う三重高校の攻撃です
8番から始まる打順で3安打を集中し2点を奪い 5-6
エース①扇谷君をマウンドから降ろします
扇谷君、3回1/3 被安打5 四死球5 奪三振1 自責点4
リリーフの⑩西君後続を抑えます
5回、6回と試合は落ち着き
7回に入ります
再登板の三重高校⑪福田君この回3連打を浴び
2点奪われます 5-8
盗塁を多用し相手守備陣をかく乱する東邦野球ペースです
7回裏、3点差を追う三重高校
東邦二番手⑩西君を攻め、3連打で同点 8-8
さらに一死2塁からワイルドピッチで3塁に進み
内野ゴロの間に生還しこの回4点
9-8と逆転します
8回から三重高校3番手に⑪山本大雅君を投入176cm、73kg
最速139キロですがコントロール抜群の投手です
8回、9回2アウトまで山本君投げ切っています
あと一人打ち取れば三重高校決勝進出です
ところが新チーム結成以来33連勝
負け知らずの東邦高校
3番⑨洞田君、センター前Hでつなぎます 二死1塁
4番⑤石川君(1年生)181cm、85kg
逆転の右中間2ランホームランです 10-9
東邦高校3番手⑪荒島君
8回三者凡退
1点リードをもらった9回もヒット1本に抑え
1点差を守り切りました
東邦高校 17安打 四死球4 三振6 盗塁6 失策0
三重高校 11安打 四死球6 三振3 盗塁0 失策5
三重高校惜しい試合でした
内野守(遊)と捕手の盗塁阻止率が弱点でした
決勝戦は明日、岡崎市営球場で行われます
秋季高校野球東海地区決勝戦です
11月10日から明治神宮球場にて行われる
全国大会東海地区の代表の座を争います
両校とも来春の選抜大会出場はほぼ確定しています
静岡高校と愛知東邦高校の対戦です 10:00
先制したのは静岡高校
東邦高校先発の⑩西君から3ヒットで1点 1-0
ところが東邦打線、その裏に
静岡の先発左腕⑩鈴木翔君
昨1年の秋からエースナンバーをつけていた投手です
1番⑥熊田君先頭打者HR 4番⑤石川君今大会2本目の2ランHR
すかさず3点を奪い逆転 3-1
静岡打線も小刻みに2回から4回まで
⑩西君⑪荒島両投手から得点を奪い5-3と逆転します
初回こそ2HRを浴びた⑩鈴木翔君ですが
2回以降0点に抑えていますが5回1点を与え 5-4
①春君に継投
東邦高校も5回から①扇谷君がマウンドに上がり総力戦です
6,7回両エース踏ん張り得点を許しません
8回表裏に両チーム1点ずつを挙げ
6-5 静岡1点リードのまゝ最終回を迎えます
6回からリリーフした静岡①春君
強打東邦打線を1安打1失点に抑え1点差で逃げ切りました
静岡高校、昨年に続き神宮大会出場です
見守る東邦高校キャプテン⑫稲留克哉君(府だ理から4人目)
試合経過です
静岡高校 11安打 6四死球 三振7 犠打7 盗塁0 失策1
東邦高校 11安打 4四死球 三振5 犠打1 盗塁1 失策2
この日も静岡1番村松君
5打数4安打1打点 今大会8割の通算打率でした
来春の選抜大会
90回の記念大会で東海地区1校割り当てが増え3校に
優勝、準優勝の静岡高校と東邦高校は青ランプですが
準決勝戦で負けた
岐阜の中京学院中京(V高の静岡に4-7)と三重高校(東邦に9-10)
さてどちらが選ばれるか微妙なところですが
郷土びいきで三重高校に決まると期待しています
静岡高校が神宮球場の全国大会で
優勝すれば優勝枠で
東海四県下、全校出場できるのですが…