2017(平成29)年4月14日(金)
わが家の垣根
ツゲの木から昨年の10月に背の低いお多福南天に植え替えました
そのお多福南天の背を超えるほどの
チューリップが色鮮やかに咲きだしました
今年の桜前線は
この地方はやや遅れがち
今週の土日、8日~9日が見頃だったでしょうか
今年は出かけることも少なく初の花見でした
横輪桜(よこわざくら)
伊勢市横輪の地のみに存在する桜で横輪桜と呼ばれています
この横輪町と矢持(やもち)町は昔の文献によると
覆盆谷(いちごだに)と記されていましたが
それが訛り今では一字郷谷(いちうごうだに)とよばれています
その昔
壇ノ浦の合戦(1185年)で、敗れた
平知盛(清盛の四男で母は時子、同母妹徳子は高倉天皇の中宮で安徳天皇の生母)は
従者30余名を率い、この地一帯に隠れ住み
飛滝谷に飛竜山観音禅寺を建立したのが横輪の集落の始まりです
しかし当時の飛滝谷は幾度となく天災に見舞われ
子孫は徐々に
今の地に移り住んだものと思われます
平家落人伝説の郷です
イベントも済み
今日は平日ということもあり駐車場にも難なく入れました 13:55分
ⓟ 協力金 500円
駐車場そばの横輪桜です
充分楽しめます
一見、八重桜のような大きな花びらです
横輪川です
矢持町上流の剣峠の峰に源を発し
横輪町の中央を東から西に流れ最後は宮川に合流しています
橋の上から上流方向です
こちらが下流方向
県道720号沿いの集落を進み
矢持町との境で引き返し今度は横輪川沿いの河原を歩きます
巨大な桜の木です
地元の衆議院議員
藤波孝生氏も生前愛した横輪桜です
『控えめに 生きる幸せ 根深汁』と詠んだ句もあります
鮎、ウナギ、ズガニ、アマゴ、メダカ、アカザなどが生息し
横輪川周辺一帯に
6月~7月(6月中旬最盛が最盛期)無数のゲンジボタルが飛び交います
その様は幻想的で伊勢市の蛍の名所になっています
最初に渡った橋です
今度はⓟの対岸
集落を歩いてみます
横輪桜、発祥の地、桂林寺です
今から150年ほど前
桂林寺にあった桜の木を村人が持ち帰り
各々の家で増やしたのが横輪桜の始まりです
横輪桜の特徴は
おしべが変化し花びらになり
開花と同じくして葉もつき始めます
開花時期はソメイヨシノより数日遅れ
花の大きさも2~3倍は大きく
濃いピンク色の大輪が、年を重ねるごとに増え
12枚ほどの花びらをつけるものもあります
見事な優美な桜でした 14:30分
横輪町の位置図です
ありがとうございました