2017(平成29)年2月22日(水)
寶殊山大観音寺の境内にルーブル彫刻美術館はあります 15:20分
入り口にサモトラケのニケとミロのビーナス像
大観音寺の創始者でもあり当館の初代館長でもある
竹川勇次郎氏がルーブル美術館の作品群に非常に感銘を受け
フランスのルーブル美術館に何度も足を運び交渉
17回目の渡仏でようやくルーブル美術館側の了解を得て
1987年(昭和62)に竹川勇次郎氏が私財を投じ
開設された彫刻美術館です (大観音寺建立5年後です)
この建物も黒川紀章氏が設計しています
モーゼ像
入館料は1500円ですが
大観音寺(800円)との共通券とのセットで2000円です
さらにJAFの会員証orこのサイトの割引クーポン券を持参すれば200円引きとなります
まず入り口正面にツタンカーメン王の黄金のマスク
エジプト王墓から出土 紀元前1325年 57cm
何故か、のっけからカイロ博物館収蔵作品のお出迎えです
ツタンカーメン王の奥に原寸大のサモトラケのニケ(ルーブル美術館収蔵)
サモトラケ島出土 紀元前2世紀 320cm
左側の絵筆塔は高岡市古城公園動物園内にあるものです
右周りの順路でミロのビーナスです
メロス島出土 紀元前2世紀 214cm
ミロのビーナスはパリ、ルーブル美術館の収蔵です
当、ルーブル彫刻美術館は
ルーブル美術館内にある彫刻作品約1300点の
本物から直接型をとり作成した作成したレプリカを展示しています
360度の角度から鑑賞できます
世界最古のハンムラビ法典碑
有名なロダンの考える人です(パリ、ロダン美術館収蔵)
1880年 36cm
王妃ネフェルティティの胸像(ベルリン美術館原型収蔵)
紀元前1354年頃のエジプト文明時代の最高傑作と言われ
3000年の歳月を感じさせない色彩です
アマルナ出土 50cm
右よりスパルタカス フォヤテイエ作 1778年 218cm
狩をするダイアナ等々の像 ジャン、アントワーヌ、ウードン作 1790年 202cm
どちらもパリ、ルーブル美術館収蔵です
自由の女神像もあります
何でもありです
地階に降ります
メインに位置するのは千手千眼観音像です
(手にも眼があります)
観音像を取り囲むように仏像や彫刻像が展示されています
キューピット エティエンヌ、モーリス、ファルコネ作 1755年 91cm
亀と遊ぶナポリの少年 フランソワ、リュード作 1833年 81cm
どちらもルーブル美術館収蔵
円盤投げ像 ミュロン作 紀元前450年頃 164cm
ローマ国立博物館
ナポレオンですね
これはナポレオンのデスマスクです 31cm
1821年5月5日、大西洋セントヘレナ島で栄光の生涯を閉じました
アントンマル―キ医師とビョルトンの二医師は
偉大なる英雄の死を悼み
死の二日後にセントヘレナ島でデスマスクをとり、ナポレオンの風貌が蘇りました
フランス マルメゾン城
聖母子
阿修羅像もあります
左側は女性の顔像
モディリアーニ、アメデオ作 1912年 57cm パリ国立近代美術館
後方はルーブル彫刻美術館開館セレモニーの写真です
1987(昭和62)年12月
ルーブル美術館館長ピエール、コニャム氏 竹川勇次郎氏
ルーブル彫刻美術館は
フランスパリのルーブル美術館から公式に許可を得て運営する美術館です
ルーブル美術館唯一の姉妹館です
(ルーブル美術館の公式サイトには掲載されていません)
オープン当初は
年間10万人の来場者がありましたが
現在の来館者は日に100人程度、年間36000人
ほどとなっています
ラセン階段下にうずくまる犬
地上階に戻りました 手前はガビイのアルミテス
プラクシテレス作 紀元前350年頃 172cm ルーブル美術館収蔵
手前はボルゲーゼのアレス
アルケメネース作 紀元前420年頃 227cm ルーブル美術館収蔵
マァ世界中の注目作品を一堂に集結させたような美術館です
B級スポットとよく言われますが
なかなかの内容で
大観音寺と共に合わせての観光は
興味のある観光スポットです
夕闇も迫ってきました
ルーブル彫刻美術館を後にします 16:00時