2015(平成27)年10月30日(金) 晴れ


02 遺言(前編)       2002年9月6日フジTV放映

2002年

純と正吉が、残された草太の農場を引き継ぎ4年が過ぎていました

引き継いだ農場は1年ほどで破産

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草太の母も妻のアイコも富良野を去り

純と正吉は借金を二人で分担し(各々1,500万円)

別々に富良野を離れるのでした

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蛍は、看護婦をしながら

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アパートで3歳になる快と一緒に暮らしています

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五郎の今の楽しみは、この快と一緒に遊ぶことでした

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ある日、雪子(竹下景子)の許に

16歳になった息子の大介がやって来ました

幼いころの大介の面影はなく、学校にも行かず

五郎は、携帯のメールに夢中の大介に違和感を感じるのでした

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中畑(地井武男)の家に、札幌で保母をやっていた

娘のすみえ(中島ひろ子)が帰ってきました

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結婚が決まり、既にお腹には子供がいるらしく

中畑はその相手、北大出の清水正彦(柳葉敏郎)を苦々しく思っています

五郎は養子さんなんだからとなだめ祝福するのでした

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五郎の許にシユウ(宮沢りえ)が訪ねてきました

今度、結婚して神戸に行くことになったと…

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五郎は寂しげに去る、シユウの後ろ姿に深々と頭を下げるのでした

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純は、各地を転々とし

今は知床半島の付け根の町、羅臼(ラウス)にいます

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25km先はロシア領国後島(クナシリ)です

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羅臼の町で純は廃棄物処理の仕事をしています   歳も30になりました

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ある日、引率中の小学生の一団に

純は懐かしい涼子先生(原田美枝子)の姿を見ます

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次の日曜、純は先生の御宅を訪ねると

涼子の昔の教え子、高村結(内田有紀)もい、昔の話に盛り上がるのでした

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純は結と共に羅臼に戻り

結が昼間は水産加工場、夜はコンビニに出ていることを聞くのでした

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純が一人、侘しい番屋小屋に戻ると

父から、シユウの手紙が入っていました

純は読み終えるとストーブの火に入れるのでした

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純と結はその後も逢瀬を重ねました

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ところが仕事仲間から結が人妻であり

結の嫁ぎ先の養父、吾平(唐十郎)が気の荒い漁師であると忠告されるのでした

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今年で67歳になる五郎は

最近体調が思わしくありません

病気らしい病気のしたことのない五郎は大の病院嫌いです

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蛍は、言うことを聞かないと孫の快に合わせないと言い

無理やり検査を受けさせます

(結果はたいした病気でなく一安心でした)

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蛍に夫正吉からは、ここ半年間、音信不通です

ただ毎月、借金の返済は滞りなく振り込まれているとのことです


しかし兄純の方は半年間のみの送金で

それ以降は何ら振り込まれていないと債権者から苦情を受けます

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純の番屋に結が訪ねてきました

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メールでのやり取りが義父、吾平に知られ

近々、会いに来るというのです

翌朝、結から携帯がかかりました

養父吾平が(トド撃ちの名人でトドというあだ名で呼ばれています)

海沿いの温泉で待っているとのことです

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その迫力に怯えながらも

純は今までの自分の過去を洗いざらい話します

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蛍の勤めている病院に

中畑木材の妻、みずえ(清水まゆみ)が検査入院でやって来ました

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みずえから、すみえ達の新居を

廃棄物で五郎が造っていることを聞かされるのでした

中畑和夫は医師から妻のがんが再発したことを告知されます

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五郎の家に車で駆けつけると

雪子とその息子が言い争っています

大介がまだ顔も見ぬメール相手にうつつを抜かし

学校にも通っていないことを知り

和夫は大介の携帯を取り上げ川に放り捨ててしまいます

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いつもと様子の違う和夫に五郎が近寄ると

和夫が妻の再発を告げるのでした

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翌日、冬の到来を告げる雪虫が見られました

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富良野の秋は終わりを告げようとしています

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後編に続きます