2015(平成27)年9月11日(金)
第27回WBSC、U18ワールドカップは
大阪の4球場を舞台に8/28~9/6にかけて12カ国が出場し
(16~18歳)年代の世界一の座を競い合いました
『舞洲ベースボールスタジアム、南港中央野球場、豊中ローズ球場、甲子園球場』
試合はA、B両グループに分け総当たりの予選を行い
上位3チームがスーパーラウンドに進み
別グループチームと対戦し上位2チームが決勝に進みます
(同グループの予選対戦成績は持ち越しとなります)
決勝戦までの侍ジャパンの戦績です
A組予選 第1戦 ブラジル 14-0 7回コールド
第2戦 アメリカ 3-0
第3戦 オーストラリア 10-1
第4戦 チェコ 15-0 7回コールド
第5戦 メキシコ 12-0 7回コールド
日本はA組予選5戦全勝でトップ通過です
スーパーラウンドでB組の上位3チームと対戦です
第1戦 カナダ 5-2
第2戦 韓国 12-0 7回コールド
第3戦 この時点で優勝戦進出が確定しています
キューバ戦 9-0
8戦全勝で2位通過のアメリカとの決勝戦です
全日本のメンバーです
監督は前回に引き続き西谷浩一氏(大阪桐蔭) 45歳

投手陣です
夏の甲子園を制した東海大相模(神奈川)のサウスポー、小笠原君MAX151km
予選第3戦目のオーストラリア、6回を3安打9奪三振1失点に抑えました 10-1
スーパーR3戦目、既に優勝戦進出を決めゆとりのキューバ戦、先発で2回パーフェクトピッチング
9-0 プロ志望です

この夏の準優勝投手、佐藤世那君(仙台育英)
多彩なフォーク、スライダーは世界に通用しました、MAX146km
予選第2戦、Ⅴ候補ナンバーワンのアメリカを9回5安打9奪三振とシャットアウト 3-0
スーパーR初戦カナダ戦を9回5安打13奪三振2失点と完投しました 5-2
プロ志望です

夏、ベスト8ながらも
キレのあるスライダーで三振奪取の小さな左腕、成田翔君(秋田商業)Max144km
予選5戦目メキシコ、4回を2安打7奪三振0失点に抑えています 12-0
スーパーR3戦キューバ、5回から1イニング3人でピシャリ
9-0
社会人志望です

夏はベスト16、投手で主将としてチームを牽引し
完成した投球を披露した上野君(中京大中京)Max144km
大事な予選のブラジルとの初戦を先発し6回2安打8奪三振失点0の大任を果たしました 14-0
スーパーR初戦、無敗同士の対戦、韓国を7回3安打10奪三振と完封劇です 12-0
進学志望です

夏ベスト16の
高橋樹也君(花巻東)技巧派サウスポーですMAX146km
予選3戦、豪州戦で7回から2イニング、1四球のみの完璧中継ぎでした
10-1
予選5戦メキシコ戦、5回から2イニング6人を4Kと完璧中継ぎ 12-0
スーパーR3戦、キューバ戦6回から4番手で2イニング無失点
9-0
プロか社会人志望です

夏の大会には出場なりませんでしたが
剛腕右腕の高橋順平君(県岐商)Max152km
予選3戦、豪州戦で9回1イニング2奪三振です
10-1
予選5戦、メキシコ戦7回から1イニング3人(2K)と完璧締めくくり 12-0
スーパーR3戦キューバ戦、3回から2イニング1安打も無失点
9-0
プロ志望です

大分商業の森下君は
一度も甲子園は出場なりませんでしたが本格右腕として選ばれていますMAX148km
予選初戦のブラジル戦、7回1イニング3人(2K)で討ち取っています 14-0
予選4戦チェコ戦、7回3安打無四球12奪三振、完封です 15-0
スーパーR3戦キューバ戦5番手で8回から2イニング無失点 9-0
進学志望です

以上7名のピッチャーが危なげなく
相手打線を抑え、順調に勝ち上がってきています
今までの戦い方を見る限り西谷監督の頭の中では
投手は佐藤世那君、安定感のある上野君かを決勝の舞台にぶつけると思います
一抹の不安は順調に勝ちすぎてきたことです
捕手は3名が選手されています
仙台育英の郡司君、守りの要で
佐藤世那君の高速フォークの女房役です
進学志望です

夏は初戦敗退も春の選抜ベスト8
静岡高校の堀内君、強肩好打者の捕手で
バッテイングを買われ外野手としても併用です
プロ志望です

中京大中京の伊藤君はパワフルな打撃が売り物
今大会は捕手としての出番ではなく
1塁手が主で6、7番で活躍しました
進学志望です

日本チームが全日本として初めて参加したのは
2004年の台湾で行われた第21回大会からです
監督は渡辺許智氏(横浜高校)
投手にダルビッシュ有(東北高~日ハム~テキサス、レンジャーズ)
湧井秀章(横浜高~西武~ロッテ)を擁し準優勝でした
2006年、第22回 不参加
2008年(第23回)、2010年(第24回)はアジア大会3位以下で出場権無し
2012年(第25回韓国)はアジア大会優勝で参加
監督に小倉全由氏(日大三)
投手に大谷翔平(花巻東~日本ハム)藤浪晋太郎(大阪桐蔭~阪神)
捕手に森友哉(大阪桐蔭~西武)を擁し6位でした
2013年(第26回台湾)大会では
監督に西谷浩一氏(大阪桐蔭)
投手には松井裕樹(桐光学院~楽天)高橋光成(前橋育英~西武)
安楽智大(済美~楽天)捕手に森友哉(大阪桐蔭~西武)を擁し準優勝で終わり
そして今回の第27回大会を迎えます
野手の紹介です
まず内野手です
春の選抜優勝校、敦賀気比高校の篠原君
本職は3塁、今大会のチーム、キャプテンです
進学志望です

浦和学院主将の津田君
夏は甲子園出場ならずも、昨秋の神宮準Ⅴ、春の選抜ベスト4が認められ選抜
セカンド、主に2番打者で勝負強さを見せました
進学志望です

仙台育英の平沢君
内野の要ショート、走攻守三拍子の高校生№ワン野手です
プロ志望です

本職はショートですが
今大会は外野手での出場です
夏Ⅴの東海大相模(神奈川)杉崎君
進学志望です

常総学院の宇草君
春の選抜ベスト8、1試合5盗塁の俊足、大型のセカンドです
進学志望です

そして1年生ながら選抜された清宮君(早稲田実業)
今大会はDHとして不動の4番でスタメン入りです
在学中です

外野手に移ります
関東第一のオコエ君、50m5秒96、遠投120m
脅威の身体能力の持ち主で、今大会も日に日に成長し続け
世界に通じる選手となりました
プロ志望です

オコエ君とセンターの定位置争いと脚力のライバル
天理高の船曳君、随所に好プレーを披露しました
進学志望です

レフトの豊田君(東海大相模(神奈川)
三拍子そろった強打者ですが予選で負傷してしまい
スーパーラウンドはベンチに下がってしまいました
進学志望です

最後の20人目は
投手登録でしたがMax144km、その打撃力が買われ外野手として出場し
チーム唯一のホームランを記録した勝俣君(東海大菅生)
プロ志望です

9月6日(日) 決勝戦の舞台は甲子園球場
せっかくの対戦もこの雨では中止かと思っていましたが
TVをつけてみると、やる気配です

シーツもはがし土のグラウンドが見えてきました 18:10分

解説は今季限りで横浜高校の監督を辞任された渡辺終身名誉監督(70歳)
初代U18の監督です

先攻はアメリカ

アメリカの今大会の戦績です
スーパーラウンド韓国戦は9回劇的な逆転勝です
西谷浩一監督とグレン、セッチーニ監督です

後攻は日本 ベストメンバーでしょう

日本の今大会のおさらいです
順調に勝ち上がりすぎの懸念があります

18:40分 日本のマウンドを託されたのは仙台育英の佐藤世那君
雨の中の力投です
初回、先頭打者を四球、4番②アムダィデス君に左前Hで二走者を出しますが
センター、オコエ君のファインプレーもあり0点に抑えます
一死1塁で3番(一)バクスト君の右中間ライナーでした

2回は三者三振と落ち着いてきました

アメリカの先発は
プラット君、長身から威力のあるボールを投げ
1回、2回と一人もランナーを出しません

3回表
アメリカ9番(左)ラサーフォード君、センター前へ 無死1塁
1番バントで送り 一死2塁
2番(中)モニアク君は投手ゴロ、3塁に走るランナーを見て
佐藤世那君、三塁へボールを送ります

慌てることのない送球でしたが魔が差しました

アメリカ 1ー0 先制です

一死2塁 3番打者を三振で二死2塁
ここで迎えるは4番②アムダイデス君
詰まりながらもライト前まで力で持ってゆきます
ライトの勝俣君、懸命にグラブを差し出しますが届きません
芝が水しぶきを立てています、不運な一打でした 0-2

3回も日本、三者凡退でパーフェクトです
4回表、アメリカ
死球、ヒットで二死1,2塁と佐藤世那君を攻めますが
佐藤世那君辛うじて抑え 0-2 のまゝです
日本の初ヒットは3番(右)勝俣君でしたが4回も無得点です

5回から全日本は
上野君(中京大中京)を送ります
西谷監督、最も信頼を寄せるピッチャーです
三者凡退で味方の援護を待ちます

5回裏、一死後6番(中)オノエ君センター前H
足の見せどころですが
逆にボークすれすれのフォームに惑わされ
帰塁できず、2塁を覗うもタッチアウト
審判の判定ですから覆しようがありません

6回表、上野君、この回も三者凡退
その裏、全日本
8番(三)篠原君、粘って四球出塁
一死後、1番(左)杉崎君、ライト線へ2塁打一死2,3塁
2番(二)津田君、ワンボール後の2球目
捕手がボールをはじいたところを果敢に3塁ランナー篠原君
ホームを狙うもタッチアウト 二死3塁




チャンスが潰えたかと思った矢先、津田君意地のライト前タイムリー
1-2 二死1塁

3番(右)勝俣君、センター前に詰まりながらも運び 二死1,2塁
4番(一)清宮君、ボテボテのセカンドゴロが内野安打で二死満塁
5番(游)平沢君、1,2塁間に強烈な当たり1塁手、弾くも間一髪アウト
1-2 1点差です



7回、上野君快調に飛ばし付け入るすきもなくアメリカ打線を牛耳ります
7回途中からアメリカ、好投のプラット君から
予選リーグ、日本戦先発のガレット君に交代です

8回にはアメリカ3番手に右腕のローソン君を送り
逃げ切りを図ります


上野君
結局、5回から5イニング被安打1、四球1、奪三振6の完璧な投球でした
アメリカの救援2投手も踏ん張り
試合は1-2のまゝアメリカが逃げ切りました


今大会のベストナインです
日本から5名の選出です

惜しくも準優勝でしたが
首位打者、打点王に輝いた勝俣君(東海大菅生)

18イニング無失点 防御率0.00の
最優秀防御率の上野君(中京大中京)

最優秀守備選手、オコエ君(関東第一)

そしてオコエ君のライバル
脅威の9番打者として17打数5安打ながら
11四球10得点で得点王に輝いた船曳君(天理)
盗塁もオコエ君と同数の4個でした

初の日本開催で
初優勝を目指した日本勢でしたが
惜しくも準優勝に終わってしまいました
金属バットから木製バットへの対応で長打、HRは減り
国際試合ならではの審判の判定基準への対応と
様々な課題はありましたが
選手個々の能力は、全日本
最右翼であったと確信しました
後は試合の流れと運でした
最終順位です

有難うございました