2015(平成27)年2月10日(火)
この頃、おひなさまにまつわる催しが各地で行われています
三重でもひな街道と銘打ってスタンプラリーを開催しています
今年はそのおひなさまを巡ってみようと思い立ちました
全部で7カ所あります
開催日がまちまちですので順不同で出かけたいと思います
まず明和町の
斎宮(いつきのみや)歴史体験館からスタートです
この明和町斎宮(さいくう)の地は
飛鳥奈良時代から南北朝時代まで約660年間
天皇に代わり伊勢神宮に仕えた
未婚の皇女『斎王』の宮殿と役所のあった地です
なかでも平安時代にもっとも栄え王朝文化が華開きました
このいつきのみや歴史体験館は
寝殿造りと呼ばれる平安貴族の邸宅をモデルに建てられたもので
釘は使用されていません
平成11年(1999)10月に開館しました
入場は無料です Ⓟ無料(30台) 9:30~16:30 休館は月曜日です
つるし飾りに迎えられ入りましょう 10:55分
体験館内の全体像です
目についた市松人形です
可愛いですね
葱華輦(そうかれん)
未婚の皇女が都からこの地に乗ってこられた輿です
体験館ですから輿に乗ることもできます
向かって輿の左側には
桃の節句に合わせた小ぶりな斎王雛が展示されています
奈良時代に中国大陸からの影響からか動物の形をした硯が造られ
明和町でも斎宮跡、発掘の際 『羊形硯』 が出土しました
町ではいつきのみや体験館の
イメージキャラクターとしてめぇめぇくんを採用しています
明和町のキャラクターはめい姫です
これは、斎王由縁の詠まれた和歌でしょうか
輿の奥に工作用の机が並んでいます
その奥には
平安時代の人気を博したお遊び
左が盤双六(はんすごろく) 右が貝覆い(かいおおい)です
その隣には十二単の略装として着用された
小袿(こうちき)が無料で着られます
前置きが長くなりました
実はこの日、おひなさまの飾ってある装束試着体験室で
平安装束の着付け中でしたので
時間を潰していました
名古屋の方から見えた学生さんとのことです
この方の髪は素敵ですね
入室のOKが出ましたので
おひなさんを見学しましょう
束帯(そくたい=男性官人の正装)をまとったお役人が監視役です
時計まわりで見てみましょう
江戸時代のものです
これは大正九年ものです
これは昭和8年ものですね
友だちと二人連れでした
いい思い出になるでしょう
昭和28年ものです
どうやら年代順に並んでいます
昭和29年ものです
十二単の装束も展示されていました
こちらは昭和48年ものです
昭和52年ものです
昭和58年ものです
平成3年ものです
これが最近の平成13年ものです
お二人も写真撮影が終わった模様です
ここはカツラの準備はないので髪はご自身のものです
ボランティアガイドのsanoさんに呼ばれました
素敵な貝殻の絵ですね
ひとつづつ見てみましょう
非常に楽しいお雛さま巡りでした
小袿(こうちき)の試着、輿にも乗るという体験もさせていただきました
せっかくですから
この周りを散策してみましょう
何と一日に数本しか走らない観光特急しまかぜが走っていきます 11:41分
今日はついていますね
遊歩道もあり季節の花々も咲き
ロマン広場では1/10に縮小された模型の斎王宮が再現されています
中央のこんもりした森は
地元では斎王の御殿のあった場所と伝えられている森で
現在は神宮司庁の管轄地となています
この奥には芝生広場があり
例年6月の斎王祭りの行列の出発地ともなり
注目の斎王さんの禊の場ともなっています
駐車場に戻ってきました 11:55分
無料の休憩所もあります
めぇめぇくんも待っています
店内には歴代斎王さんの写真も展示されています
また地元特産のお土産もあります
ここで昼食を頂きます
ひじきうどんといつきうどんです 各々500円
ひじきうどんは
そばみたいな風でコンニャクみたいにつるつるしたうどんですが
私はこのうどんが好きです
さて次の目的地二見を目指しましょう 12:20分
いつき茶屋の休憩所から東の方角に
建設中の建物があります
斎王宮殿の復古再建中の建物です
今年の観月会と浪漫まつり(9月6日、土曜日)までには完成予定です
今年の観月会は楽しみですね
有難うございました