2014(平成26)年6月24日(火)

墓参りです

菩提寺は郷津山西方寺という寺です
 
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位置的には松阪駅からは北東、海寄りに位置します
 
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寺の歴史です
 
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開基は天長元年(824)年,弘法大師と伝えられています

弘法大師空海上人像(774~835年)

西方寺所蔵
 
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天長元年(824)弘法大師が西方寺に

残された真筆阿字の軸


阿字とはお釈迦様が在世の頃、インドで使われていた

サンスプリクト文字(梵字)の【あ】の文字です

 
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正面が平成16年新しく完成した本堂です
 
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平成16年落慶法要時のスナップです
 
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山門を潜って左側に

鐘楼堂と観音堂があります

 
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こちらが右側です
 
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宗派は天台真盛宗です

開基が弘法大師さんなら真言宗であるはずなのに…?
 
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延徳の頃(1491年)圓戒国師慈摂大師真盛上人が

この地を訪れられ寺を不断念仏の道場とされ

それがご縁で天台宗に転じたとされています


以降、天台律宗、天台宗真盛派を経て現在の天台真盛宗に至っています

本山は滋賀県大津市坂本の西教寺です

宗祖真盛上人は嘉吉3年(1443)現在の津市一志町大仰に生まれ

応仁の乱後のもっとも乱れた世にあって

黒衣を身に着け教えを説く姿は

地蔵菩薩の化身、無欲の聖と称されていました

 
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ご本尊は阿弥陀如来坐像

山形県立石寺より延宝6年(1678)招請したもので

平安後期の作と言われています


(現在は客殿の仏間に泰安されています)
 
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それ以前のご本尊ではなかったかとみられる來迎阿弥陀三尊像です

(平成14年、80年ぶりに発見されました)
 
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本堂内部です
 
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墓地は境内内にあります
 
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お地蔵さまです
 
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石門を潜ると墓地が開けています
 
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墓地管理費は旧墓地信徒は年間2000円です
 
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西方寺のご詠歌です

阿弥陀仏  御名を称えて  鍾(かね)うてば

その音も妙に  堂にこもれる

 
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時代が変わってきました

少子高齢化の進む中で

かってのように長男が家督を継ぎ家を継ぐ等の

習わしが危惧される状況になりつつあります

家制度がなくなり

今後は子孫の途絶える家も多くなろうかと思います

今後の墓守はどうなるのだろうか

途絶えた家の墓は

これからは共同墓地がいいのではないか

いろんな思いの

墓参りでした




信徒法要は

一周忌、3,7,13,17,23,27,33,37,50回忌とあります


墓守も大変です