2014(平成26)年 5月11日(日)
この春、4月19日にオープンしたばかりの県総合博物館
MieMu(みえむ)に行ってきました。
最大の見物は400万年前に生息した
国内最大の陸上哺乳類、ミエゾウの骨格標本です
道路を隔てて三重文化会館との共通、無料は
1400台収容可能ですが、ほぼ満杯状態でした 11:30分
博物館の入館も展示館も二階からです
開館は9:00~17:00 月曜、休館
基本観覧料は510円、企画展は別途500円
セット購入されると800円です
高校生以下は無料です
高校生以下は無料です
入るとすぐ目の前にミエゾウが展示されています
ケナガマンモスよりも大きく、日本国内発見の
陸上哺乳類としては最大です
全長7.6m 高さ3.6mです
ミエゾウの学名はステゴドン.ミエンシスと名付けられ
全身骨格の標本、復元はわが国で初のことです
約300万~430万年前に、現在の東北地方から九州地方に生息し
1918年、三重県津市芸濃町で化石が発見され
ミエゾウの名の由来となっています
約120万~200万年前、生息のアケボノゾウ(体高2m)は
ミエゾウの小型化した子孫と考えられます。
ミエゾウの足跡と推測される化石です
お目当てのミエゾウが最初で面食らいましたが他を見学しましょう
自然、地質、産業、文化、歴史、人物と多々ありましたが
ミエゾウがらみで
恐竜化石や骨格標本からの紹介です
まず年代の旧い順に行きましょう
トバリュウ(鳥羽竜)の復元図です
1996(平成8)年9月、鳥羽市安楽島町の海岸で
アマチュア化石研究科4名の方が化石を発見されました。
調査の結果9700万年~1億4500万年前のテイタノサウルス科の
恐竜化石であることが判明しました
化石は右腕の骨115cm、右足の骨128cm
全長16~18m、体重31~32トンと推定され日本で発見の
最大の恐竜化石です
次に9400万年~1億年前のタラソメドンです
分類はエラスモサウルス科(首長竜)
(元標本は米コロラド州デンバー自然史博物館蔵)
海にすむ爬虫類で全長12.6mです
このタラソメドンは三重博物館が所有する標本の中でも
人気が高く、よく県外に貸出され、この3年間でも
愛知、大阪、岡山、鳥取、宮崎と出張でした
12.6mのうちほぼ半分が首の長さで
60個以上の頸椎からなっています
人気が高く、よく県外に貸出され、この3年間でも
愛知、大阪、岡山、鳥取、宮崎と出張でした
12.6mのうちほぼ半分が首の長さで
60個以上の頸椎からなっています
次、3番目ですね
トリケラトプスです。ケラトプス科の草食恐竜です
6600万年~7200万年前に北米で生息していました
元標本は米モンタナ州ロスアンゼルス群立自然博物館蔵
全長は6.4m
3本の角とえり飾りが特徴です
このトリケラトプスは旧三重県立博物館当時からの人気者です
次いでパレオパラドキシアです
1300万年前の束柱目のほ乳類です
学名の由来は、古代の不思議なもの、難問、矛盾の意だそうです
西日本から北米、メキシコの太平洋岸に生育していました
ミエゾウに戻ります
300万~430万年前でしたね
ミエゾウの象牙と上下の顎骨ですね
像の進化の図です
ミエゾウの小型化した子孫、アケボノゾウの全身骨格レプリカです
(1992年滋賀県多賀町で発見)
120万~200万年前です
アケボノゾウの下あごの骨です
(三重いなべ市藤原町)
アケボノゾウ、レプリカです
最後にミエゾウで
締めです
有難うございました