紺屋の白袴(こうやのしろばかま)
他人の事に忙しくて、自分自身のことに手が回らない事のたとえ。
私がその状況です。
肩凝りを訴えている人の何割かは顔面の筋肉、特に咬筋が張り詰めていることが多いのです。なので、肩凝りで来院しても顔のマッサージをすることが少なからずあるのですが、
最近何となく顔を触ってたら、なんと私の咬筋もコリコリになっていて、さも、ずっと前から硬いですよという感じであるんです。
いやいや!顔の筋肉こんなずっと硬くていいわけないから!と頭の中で自分の筋肉にツッコミをいれ、それからしばらく顔ほぐしのマッサージです。 … 、、、、… 全然ほぐれない!
だいたい筋肉って一箇所をグイグイこねてもほぐせない事が多いけどね、よくわかってるけどね
これは鍼(はり)をやるのが手っ取り早いかも。
ということで早速自分で自分の顔に鍼をしました。鍼はやはりすごく強力です。こんな感じの急に凝り固まった筋肉には即効性があります。
無事に柔らかな柔軟性のある咬筋に戻りました。
よかったー。
でも何でこんなに凝り固まったんだろう?
あっそうだ、最近伊豆の山をドライブしたんだー
あの何回もくる急カーブが体にこたえたんですね
自分じゃちっとも気が付きませんでした。
車の中でただ座っているだけですけど、身体は常にバランスを取ろうと筋肉を使っています。急カーブは特に全身でバランスを取ろうとしてぐっと力が入っています。
ここまで書いてきて、顔が凝り固まるとか、私は仕事で人の体を触っているから分かるけど、いったいどのくらいの人が共感してくれるだろう。
まあなんだ、顔をほぐすことも時々やらなくてはならないことなんですよ。ということをお話しいたしました。
では今日はこれで終わります。