転院後驚いたのは、先生から「出産まで入院?退院できるよ」とあっさり言われた事でした。今まで点滴していたヘパリンを自分で自己注射出来るようになれば退院可とのこと。先生たちもさほど珍しいと言う反応もないし、前の病院で前例がないとか、聞いてもはっきりした事を説明してもらえない状況と全く違っていました。ものすごい安心感!先が見えるってこんなにも嬉しい事!何より家に帰れる!ここの病院では先生が血液検査の結果も毎回プリントして持ってきてくれて説明してくれました。病院と先生でこんなに違うんですね照れ

自己注射の練習をして(慣れればできる!)半月後に退院しました。それから出産まで4か月朝晩自宅で自己注射をして時々通院をして何事もない妊婦さんと同じようにのんびりと過ごしました。事前の入院も必要ないとの事で陣痛が来てから入院→無事出産。

出産後も自己注射を続け、1ヶ月に1回通院して血液検査をしていました。暫くしたら血栓症が先天的なものが原因なのか、妊娠による後天的なものなのか調べる事になっていました。出産して半年位してから先生から突然電話がかかってきたのです。「自己注射をやめてください。この間の血液検査でヘパリンを続けると逆に血栓ができてしまいます」との事…。がーーーんゲローヘパリンにも副作用がわずかにあるらしく、これもさらに確率がものすごーーーく低いそうなのですが。ヘパリンの自己注射からワーファリンと言う飲み薬に変更。これを飲んでいる間は胎児に影響があるかしれないから妊娠しないでくださいとの事。また、この薬は毎日欠かさず飲み続ける必要があり、納豆は食べてはいけないんだそう。納豆大好きでしたが仕方がないですよね。もし先天的な体質でこうなったのなら一生飲み続けなくてはいけないと説明されました。しかしワーファリンを飲んでいる限りその検査すら難しい。薬を一生飲むかどうかの大事な問題なのでどうしても調べたくて1週間毎朝病院に通ってヘパリンではなくオルガランという薬を注射してから検査をする事に。自宅から病院まで1時間はかかったので大変でした。

検査結果は微妙なラインとの事。元々血液がやや固まりやすい傾向であることは確か。ただ今回妊娠でさらに血栓リスクが高まり発症した為、今の時点で一生薬を飲む必要はないとの診断でした。ただ第二子を望む場合は注意が必要で、ヘパリンが使えれば妊娠前から出産まで自己注射で大丈夫なのですが、私の場合ヘパリンが、使えない。この場合妊娠したら即入院、出産までずーっも入院で保険適用外の薬を点滴して過ごす、もしくは朝晩病院に行き、注射に通うかとの事。ヘパリンの様に皮膚に注射ではないので自宅ではできない。どちらも現実的でなく、その薬も副作用がでる可能性もあるとの事。

あ〜二人目は無理なんだとこの時思いました。

つづく