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企業法務弁護士の暇つぶし

東京で企業法務大手に勤める弁護士です(暇ではない)。思いついたことをブログにしていきます!

私は大手企業法務弁護士事務所に勤務しています。いわゆるビッグ4と呼ばれるところですが、勤務形態や条件などについてはいろいろな噂があるようです。なので、今日は実際に体験して知った、大手法律事務所の実態について書いていきます。

※基本知識
法律事務所の経営層(顧客を獲得し、事務所の損益を分担する人達)のことを、「パートナー」といい、パートナーに雇われている弁護士を「アソシエイト」といいます。最近はテレビドラマなんかでもこの辺の用語が出てきますよね。
パートナーやアソシエイトの中でも、ジュニアとシニアでランク分けがあったり、カウンセル、オフカウンセル、シニアカウンセルという職位があったり、この辺りは事務所によってまちまちです。

仕事の内容

会議の設定や日程調整などのロジは若手なの仕事になります。もちろんそれだけではなく、依頼者とのメール、電話でのやり取り、リサーチ、書面のファーストドラフトなどもメインの仕事です。リサーチ➡︎ドラフト(書面、文章等を作成する作業の総称)➡︎パートナーのレビュー(内容を確認して修正する作業)、という流れが基本ですね。

アソシエイトの仕事は要は下働きです。実際に手を動かして案件を進め、適宜パートナーに診てもらったり、報告したりするというイメージです。

パートナーの仕事は、人にもよりますが、基本的にはアソシエイトが作成した成果物のレビューや、案件や会議の仕切り、作業の振り分け、依頼者との会食などです。自分で手を動かして書面をガンガンドラフトしたり、作業を分担するパートナーも稀にいます。

私の事務所ではだいたいやりたい仕事をさせてもらえます。事務所はファイナンス、コーポレートM&A、訴訟紛争、不祥事対応、といった形でざっくりグループ分けされ、各グループに配属される形になります。ただし、ファイナンスグループでは決してM&A案件ができないというわけではなく、どのグループに所属するかというよりも、どのパートナーと仕事をするかに左右されます。

勤務形態

この点は噂通りかと思いますが、激務です。私の場合、平準化すれば、朝10時頃から勤務を開始し、夜の2時頃に帰るという感じです。忙しい時は3日連続でほぼ徹夜みたいなことも希にあります。ただ暇な時期もあり、午後にはやることがない、ということもあります。
大手はどこも似たような形だと思いますが、依頼者への請求はタイムチャージの方式です。要は全ての弁護士について、1時間当たりの単価が決まっており、作業なかかった時間に応じて支払額が決まる方式です。なので、私の事務所でも毎日、働いた時間を細かく記録することが義務付けられております。あくまで働いた時間なので、休憩時間はもちろん同僚とおしゃべりしている時間、昼寝をしている時間、コンビニにおやつを買いに行く時間などは含まれません。これをビラブルアワー(依頼者に請求可能な作業を行なっている時間)といいます。
ビラブルアワーベースでいうと、アソシエイトではだいたい月200時間から250時間くらい働いていると思います。忙しい人、時期だと月300時間、350時間ということもあります。実感ベースだと、月250時間を超えると相当しんどく、300時間に迫ると辞めたくなります。350時間はとても人間的な暮らしはできません(3時間程度の仮眠しかできない日々が土日問わず毎日続くイメージです)。

パートナーはだいたい夜8〜9時くらいには帰っている印象です。遅い人で夜12時、奇特な人だと毎日夜2〜3時まで残っていますが。パートナーでも若手だと激務な印象ですが、上の方になると毎日夕方5時にはいなくなるという人もいます。

待遇

正直お金に困ることは無くなります。アソシエイトの給料ですが、今は大手であればだいたい1000万から1200万程度が1年目の給料で、年次が上がるにつれて100万円程度伸びていきます。固定給の事務所と歩合給(といっても、時間給になるだけで、お客さんを取ればたくさんもらえるということではないので、一般的な歩合給とはニュアンスが異なります)の事務所があり、歩合給の場合はだいたい時給1万円前後になるようです。
そのほかにもボーナス、各種補助がありますが、事務所によってまちまちです。

若手アソシエイトはだいたい事務所近くに住んでいます。一人暮らしだとだいたい家賃は12〜15万程度の人が多い気がします。1年目であってもこれくらいの家賃の支払いは余裕でできてしまう程度の報酬はもらえます。1年目から車やマンションを購入するツワモノも中には存在するようです。

今日はこのくらいにしておきましょう!