お久しぶりです。
久々すぎて書き方すら覚えておりません  笑

お芝居のことを書こう書こうと思っていながら
残業だらけだったり遠征をしたりで
今になってしまいました、、、

この【ドスと草鞋と三度笠】を初めて観たのは
9月にニューサンピア鹿沼で。
また、先月の立川けやき座でも拝見しております。

初めて拝見した時から印象強く残っているのが
橘千夏さん演じる尚八。
漢字は当て字ですので悪しからず…

今回はその尚八に着眼点をおいて
ブログを書こうかなと思います^^*
ほんまに書き方が分からん。  笑


このお芝居の内容は他の劇団さんで言うと
【槍供養】や【六助の首】などのお外題で
上演されてることもあると思います。




尚八は赤穂のけさじ親分から預かったドスを
親分とは背と背の吉良の権六親分に
まあ色々あって取られちゃう(大雑把w)

その大事なドスを取られた尚八が姐さんが待つ宿へ
帰るのですが、足取りの重いこと重いこと。

この足取りの重さや奥歯を噛み締めるような
表情から、事の重大性がよく伝わってきました。



姐さんはひとっつも怒らず、
「うちの人が帰ってきたら知恵を出して貰おう」
と泣いてる尚八を慰める。

姐さん優しいなあ…。
わたしだったらブチ切れる。


今までエンエン泣いていた尚八だが
「俺は何姐さんに甘えてんだ」と思考の急展開。
この責任を自害という形で償おうと決意した尚八。

親分に買ってもらったドスで自害だなんて…本末転倒←

ここからしばらく千夏さんの一人芝居なのですが、
何度拝見しても魅入ってしまう。

「こえぇなあ…」とか細い声で呟く尚八。
刀の先を見て思わず「うわあああああ」と叫ぶ。

決意は固いがやはり怖い。この葛藤と戦う。

焦りからか「ひの、ふの、みっつ!!」が
いつの間にか「いち、にの、さん!!」に。

ちょっと刀の先が刺さっただけで悶える。

本当に死ぬ気なの?勇気あるの?と
思う人もいるはず。
わたしもそうに思ってました←


そして「姉さん、親分、どうか勘弁」と
言って腹を突くのですが、声がほんまに
しんどそうでそんな尚八を観てたら
ぎゅーっと胸が痛くなりました。

苦しみながら「死にたかねぇ」と本音が。
そうですよね、大好きな親分と姐さんと
まだまだずっと暮らしたかったですよね。
ずっと一緒にいたかったですよね…とか
考えてたらもう涙が止まらない(T_T)

「でも死ななきゃならねぇ」ともう一度腹を突く。
そして最後に首を。

あんなに怯えていた尚八とは思えない
大輪の百合のような圧巻の死に花でした。

1番後ろの席で観ていたので客席を見渡したら
耳の後ろを抑えるご婦人が…
分かる、涙を堪えるとそこが痛くなりますよね!
とか勝手に共感してました。  笑  笑


鈴組へ行くたびに
「このお芝居の配役は最後かもしれない」とか
「ちなっちゃんの○○観るの最後かも…」
という気持ちで観ていることが多かったのですが
とうとうそれが本当になる月が来ましたね。

千夏さん演じる“尚八”も大好きですが
“伊之助”や“与四郎”も大好き。

先日三重へ行った際のお外題が【村八分】
今までは千夏さんが口のきけない与四郎の役を
演じていたのですが、今回は醍醐さんでした。

喃語のような喋り方と身振り手振りで
姉の無実を訴えなければいけない
非常に難しい役ですが、まだ入って1年ほど
だとは思えないくらいお上手でした。

寂しいばかりではない。
こうして受け継がれていくんやな~と
実感した瞬間でした。




今まで千夏さんに魅せて頂いた名演技の数々は
いつまでもいつまでも心の中に。



大好きな、大好きなたちばな千夏さんへ

{87353E4F-FBF1-471D-BFD4-4AF3C759F05C}

{2155CB80-6F4F-4A0A-8507-746D4F685607}
最後の最後まで“自分らしく”