土曜日 | いつもこんな感じ

土曜日

土曜日、Aさんの仕事が夕方に終わったのでみなとみらいへ行った。シーザーとは良く来た赤レンガのクア・アイナへ。私はハンバーガーより米、な気分だったので、崎陽軒の豚のやわらかく煮たのが乗った丼と温かいウーロン茶。半外のテラスで食べる。ザッ子はここで大人しく出来たが、長輔はこういうところははじめてなのでうるさく鳴いたら困るな、とちょっと緊張した。行き交う人々を面白そうに見ている長輔。でも黙っていられる。よかった。少し離れたところに居た黒いダックスが吠えると、呼応してちょっと吠えた。他のお客さんに迷惑なので「やめなさい」と止める。食後に海沿いを歩き、ワールド・ポーターズに犬は入れるかな?と覗きに行ったが、店の前で小さいチワワとお留守番している女の人がいる。ああ犬はダメなんだなと思ったらやっぱりそうだった。そのまま通りを渡り、馬車道へ。あの気の抜けた花火のような飾りがなくなっていてつまらない。いっぱいの白い丸で出来た球体のところに人が集まっている。見に行ったらちょうどこれからここで踊りが始まると言う。5分もしないうちに、赤いチュチュを着た女性がひょこ、ひょこと赤いやかんを持ってやってきた。前衛的ダンスであった。ここでも、長輔が鳴いたら早急に場所を離れなければ、と緊張して犬を抱いていたが、音にも驚かず、踊りを見るでもなく、じっとしていた。踊りはものすごくアバンギャルドで、意味は分からなかったが、伝わってくるのはなんだか廃退的な哀しいイメージ。…私はドラマでも漫画でも何でも作り物の悲しいものを見るのはすごく疲れる。人生には悲しいことが実際にあるから、悲しいものをあえて見なくてもと思う。「泣ける○○」とかを好んで見る人の気持ちがまったく分からない。なので、踊りの後、がっくりした気持ちになった。Aさんも「…前衛的だったねー」しか言わない。「私はあんまり好きじゃなかったよ。なんか、ああいう踊りを見るなら、ディズニーランドのパレードを見たほうが断然楽しい」と言った。自分で選択して見るものは、愉快で楽しいもんのほうがいい。ネガティブなものは(ヘタとかそういう意味じゃなくて)悪夢を見るのと同じくらい、どっと疲れるんだよなあ。


馬車道を通って、夜の遊園地の脇をゆるゆる歩く。長輔大張り切りでぐいぐいと歩く。彼は夜の散歩ははじめてだけど、気温もちょうどいいし、道は歩きやすいし(車やバイクがすぐ横に走るのはきらいみたいだ)、私もAさんも2人とも揃ってるから嬉しくてしょうがないんだろうな。


大島弓子の「サバ」シリーズと銀色夏生のドバイの本を読んだ。「サバ」の方、猫の本だけどものすごく良く分かる。私もシーザーや長輔を触っても触っても、「遠い」と思う。私は「グーグー」シリーズを読んでからこれらを読んだので、断然面白く、楽しんでしまった。なるほどね、流れの中で読んでいる古参のファンには、グーグーの最新刊なんてどうしちゃったんだろ、っていうスカスカ感。野良も狸も彼女にとっては「サバ」なんだろうな。


ドバイの本を見てAさんが何これと言う。銀色夏生がドバイに行ったんだってー、これ見たらおなかいっぱいで、もうドバイに行った気になったから私もういいわ、と言ったら、ぺらぺらと写真のページを見ながら「そんなことないよ、行きたいドバイ。子どもたち、大きくなったねー」と言っていた。常々私がつれづれシリーズの写真を見せていたので、カーカとさくちゃんの成長が分かったらしい。


「どけとくれ」ええやんか。