台湾旅行記④ | いつもこんな感じ

台湾旅行記④

●お茶●

素敵な茶芸館でお茶しよっと、と張り切って猫空(マオコン)まで電車とロープウェーを乗り継いで行ったものの、思っていたより移動に時間がかかり、ああもう予定の時間だホテルに帰らなあかん、ということで(ディンタイフォンの食事はツアーにしておいたので)、1時間半かけて行ったのに滞在時間15分という悲しい結果に。でもロープウェー乗っただけでよかったよ、あの景色。遥かに高すぎて一般激なロープウェーの概念の範囲を超えている。翌日は九分(本当はにんべんに分の字)という昔の炭鉱跡の田舎に行って、海と山がいっぺんに見えるバルコニーで念願のお茶飲んできました。梅をお砂糖に漬けたお茶請けが美味し。だけど、お茶と甘いもの食べると、このふわっとしたお茶の味、そこで終わるよなーこんなもんかなー、と思いつつ、景色を愛でて、台北に帰る。







これが九分の有名な写真スポット。「千と千尋の神隠し」の舞台にもなっているところ。ああ、この階段を慣れた感じでタッタッタと軽く走って仕事をする千尋ちゃんの姿が浮かぶ。若いっていいわあ。そっちかよ。



バルコニーでお茶。向こうに見えるのは空ではなく海。

Aさんが「これ、家でもやりたい」と言い出し、茶器が欲しいなんて渡辺満里奈かいな…と思いつつ、茶器探しの旅。九分からバスで台北に戻ったところで一番近い茶器屋さんはどこかいなとガイドブックを見ると、駅前のそごうの8Fか、ここから歩いて5分のホテルの地下にある奇古堂。そごうでまずぱっと見て、「日本のそごうの品揃えとまったく同じだね…」と言いつつ、まあ買うならこれ?とひとつのセットに目星をつけて、今度は奇古堂へ。立派なホテルの中に入り、「ここのは高そうだね~」と言いながら店に入ると、うわ、狭い。やばい、これ、見るだけで終わらない…という私の心を見透かすように、男性店主が「こんにちは。何かお探しですか」と日本語で声をかけてきた。「見てるだけです」と言うと、「見てるだけではお茶は分かりません。今からお茶を飲むので、この方たちと一緒にあなたたちも飲みなさい」と言われる。きゃー。説教系。もうダメ捕まった…。私たちの前に来ていたのは日本人の男性2人。ラフな格好だけどこぎれいで落ち着いた雰囲気。お2人さん、ゲイの方たちですね。「僕らはここのお茶以外もう飲めなくなっちゃって、台湾に来るたびにここで先生からお茶を買っているんですよー」とニコニコ勧めてくれる。むむ。流行はいつも女子高生とゲイから発生すると言うじゃないの。ここ良いかも。さっと手早く最小限の茶器で入れてくれるお茶は軽くてすっきりしていて飲めば飲むほど美味しかった。「うちはお菓子は出しません。お菓子を出すとお茶の味がしなくなりますから」と店主さん。そうそう、それさっき思ったばっかり。思っていた予算より高くなったけど、ここで出してもらったお茶と、小さい茶器セットを購入。帰国してから早速自分たちで淹れてみたら、ものすごく難しかった。日本の茶道と違って、台湾の茶道のほうが気軽な感じだけど、あの一連の動作をスムーズな物腰でやるには練習が必要。「もっとエレガントに淹れなきゃ」「って、まさやんもこぼしてるじゃん」とお湯をこぼしまくる。お茶で優雅にほっこり、はまだまだ遠い。