ご訪問ありがとうございます。
早坂菊子先生の
吃音臨床研修開発センターの
core講座で出て来た、
U仮説が最近気になっています。
元の論文はコチラ。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjlp1960/39/4/39_4_388/_pdf
ずっと、
すぐに治る子と、持続する子、
違いはなんなんだろう。
言語の発達の過程で生じ、
何もしなくても、
もしくは、言語の環境調整で
すぐに改善する子、
吃音の素因を持った子が、
様々な内面、環境因子から発症し、
その因子にアプローチしないと
改善が難しい子、
その内面因子には、
発達障害も含まれているかもしれない。
色んなタイプがあって、
吃音は、タイプ別に
対応を考えた方がいいのでは、
都筑先生の環境調整法、
うちのような、怖がりで、敏感で、
自己表現が苦手な子には
よく効くのでは?
という風に感じていたのですが、
(あくまで個人の意見です。)
そのヒントがここにあったような
気がしました。
少し古い論文が多いのですが、
今までの疑問が解決されたような
そんな気持ちになりました。
詳しくは、論文を見て頂きたいのですが、
U仮説では、吃音の
①悪化条件、②改善条件、③維持条件
と三つにわけて考えておられます。
①悪化条件には、
発語の失敗体験、身体的、心理的圧力、罰体験・罪償感(吃音の内面化過程に連なる)、欲求不満
②改善条件には、
発語流暢体験、発語意欲
③維持条件は二つに分かれ、
A. パーソナリティ特性
欲求不満耐性の低さ、過敏性、自己感情の表出の抑制、自信の欠如,自己不全感、消極性、過度の用心深さ、失敗に対する恐れ、自罰性があり、
B. 注意の障害、聴覚処理の障害、文章形成困難、口腔運動の問題、視知覚の問題
悪化条件、改善条件は文字通り、吃音が悪化、改善する条件で、
維持条件、というのは、吃音が持続する可能性がある条件だそうです。
この仮説に基づくと、全ての指導法が、悪化条件を減らし、改善条件を増やし、維持条件も極力減らしていく、という事なのかな、と思います。
こうやって、条件にわけて考えると、
一般的な、原先生の仰っていたコミュニケーションの環境調整
詳細はこちら
は、
主に改善条件を増やし、悪化条件を減らし、さらに、自信をつける、受容体験など、維持条件にも少し関与しているように思います。
都筑先生の環境調整は、悪化条件を極限まで減らし、パーソナリティ特性に特に力を入れて、意思の表出を促す治療なのでしょうか。
早坂先生は、これらの仮説をもとに治療をされているそうで、子供の内面にも目を向けてくれてとても魅力的に感じます。Aのパーソナリティ特性をもつ子供には、ペンドラムセラピーという、意思の表出を促す働きかけもされるそうです。
でも、ペンドラムセラピーは、特定のタイプのみで、発達障害のお子さんや、タイプによっては親が無用に苦しんだり弊害もあるそうなのですが、これはこれからまた勉強させて頂く予定です。
別にどの治療法があっているとか、間違っているとか、それはそもそも子供によって合う合わないがあるし、ないと思うのですが、
それぞれ、どこに力を入れているのか、というのが少しずつ異なるだけで、どの治療法も共通する部分があるように思います。
古い論文しかないのですが、私は非常に納得できる内容なのですが・・・
STの先生が、それぞれの臨床の勘のようなもの、
こんな子が多いような、こんな子は治るのが早いような、
そんな臨床の勘をデータ化して、サブタイプ別に分け、対応法を考えていく、
そんな事が出来たらいいのにな、と思います。
あくまで吃音の子どもをもつ素人の意見です。
まあそんな簡単に行かないから、100年以上皆さん研究されているのでしょうが。。。
今日も最後まで読んでくださって
どうもありがとうございました
今日も分かりにくくてすみません![]()
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