先日行ってきた、吃音講習会
子どものレジリエンスを育てる
の詳細その②です。
筑波大学の
石隈利紀先生の講演でした。
講演した内容は全てすごく参考になり
良かったのですが
全部書くのも問題なので、
気になったとこだけを
書くという形にします。
レジリエンスとは
回復力、弾力
逆境から立ち直る力などですが、
詳しい詳細などは
ネットでも見られますので
そちらをご参照下さい。
レジリエンス、というと
難しく感じますが、
そんなに難しいことではなく
普段私達もいつの間にか
身についているものでもあり、
生きている事を整理する、
強みを生かして問題を対処しよう
という事だ、と確か言っていました。
まず、子供達が生きる
今日の環境について。
森岡正博さんが、無痛文明論
という本を出しています。
現代は、苦しみを遠ざける
しくみの中で生きており
痛みと付き合う困難さ、
共感性の育ちにくさが問題で、
学校生活で苦戦すると。
痛みや汚いものはつい
回避してしまうけど
失敗やトラブルチャンスだ!と
生きていれば必ず痛みはあります。
つまずかないように、ではなく
つまずくとどう立ち上がるかを教えて
子どもの意見を聴く、
トラブルで成長出来る、
痛みと付き合うのが上手くなれば
いいかなと仰っていました。
これは私も子どもが吃音になるまでは
つまずかないように、と
親が一生懸命していた気がします。
でもそれでは子どもは
成長出来ないですよね。
吃音になってから色んな方から学び
失敗は学びや、自分で生きていく
力を養うチャンスなんだなあ、
と思い、なるべく手を出さずに
見守ろうと思っています。
つい無意識に防いでしまう
という事もあるのですが、
失敗しても怒らずに
そこからどう立ち上がるかを
一緒に考えて行ったり、
そこで子どもが自分で考えて
とった行動を褒めたり、
時には話し合って考えさせたり
して行きたいなあと思います。
石隈先生がとても素晴らしい
例えを仰っていました。
誰かを殴ろうとして、
直前で止めたとします。
なんといいますか?
普通はあ、危ない!とか
殴ろうとしたらダメ!とか
言ってしまうのではないでしょうか。
先生は、よく止めたね、と仰るそうです。
どうして止めたの?と聞き
殴るのは悪いと思ったから、
など答えたら
かっこいいね、すごいね、
など言うと照れ臭そうな顔をするそうで、
人に止められるのではなく
自分で止める力を育てる事も
大切と言っていました。
このよく止めたね、の一言
私は思いつきませんでした。
この考え方、忘れずいきたいです。
石隈先生は、本当に本当に
いいところを見つけるのが
上手な素敵な先生でした。
発達障害の子を見つけても、
弱いところを強くするのではなく
その子の強みを教えてもらって
伸ばしていくそうです。
講義の中で突然何人も
当てられたりしていたのですが、
誰のどんな答えにも、
いいところを見つけていました。
先ほどのよく止めたね、もそうですが、
どんな行動も、どんな事も
褒める、というか評価出来るところは
もしかしたらあるのかもなあ
と思いました。
別の講義で別の先生が、
不登校の子供はこもる力がある、
と仰っていました。
目からウロコでした。
不登校の子供でも、
こもるという選択をするのも
こもり続ける事も
こもりながら自分と
しっかり向き合うことも
こもる力があると。
そして、不登校でも
サマーキャンプや相談室に来れたら
来ただけでもすごいことだと。
一見褒めようがない行動でも、
強みを見つけて、気付いてもらって
その強みを伸ばしていく、
それが問題解決につながっていく、
それは出来るのかもしれないなあと
思いました。
その目を養いたいなあ。
そして、問題のある者を
専門家がなおすのではなく
当事者の力や可能性に敬意をもち
問題解決には対等が必要、と
仰っていました。
子どもの場合も一緒です。
子供が人生に責任をもち
自分で自分を育てる
当事者と共に解決する、
当事者が力をつけていくのが
レジリエンスだそうです。
これから吃音や色んな事で
今よりももっと悩む時が
出てくると思います。
子どもが悩むのは
親にとっても
心が痛むだろうなあと思います。
これから問題があっても
ここでも子供と対等である事を忘れずに
子どもの力を信じ対応できたら
いいなと思います。
先ほどの石隈先生が
発達障害の子を見つけたら
その子の強みを教えてもらう、
その教えてもらう、という言葉、
その謙虚さ、対等であるからこそ
出る言葉であると思います。
先生は援助するだけだ、とも
言っており、
学校を休み始めた子にも、
今まで頑張って来た事を認める、
こんな力があると再発見させる、
それが解決につながりませんかね?
と良さを気付かせるのが大切と
言っていました。
私は、一番近い
子どものサポーターに
なれればいいなと思っています。
そのために、サポートしていく
力を身につけたい、と思いますが
吃音に関しては、
やっぱり当事者ではないので
苦しみを心から
分かる事は出来ないので
吃音について意見したり
行動を批判する事は
出来ないと思っています。
どういうサポートがベストなのか、
子どもの年齢によって異なると思うし
サポートしすぎるのも問題だろうし
実際は難しいと思うのですが
話の中で、自分の良さを
再発見してもらったり
本来の子供の力を信じて
対応していけたらなあと思います。
それでも、やはり親以外の人から
信頼してもらえることは
すごい力になると思うし、
仲間であったり
モデルとなる先輩と会うことも
すごい力になるので、
色々な資源を活用しながら
親子共々支えられながら
レジリエンスを
高めていけたらなあと思います。
あと、講演で論理療法についても
すごく考え方として
役立ったのがあったのですが、
こちらは論理療法をもう少し
勉強してから書きたいと思います。
今日も最後まで読んでくださって
どうもありがとうございました
