父親の話。
うちの父親は某宗教に入っています。
今も。
時々、Yahoo知恵袋などで質問があがっている宗教です。
滋賀県の和邇に本拠地をかまえる宗教です。
大阪の桃谷にもその施設はあり、よく連れていかれました。
父親はいわゆる2世で、そもそも入信したのはおばあちゃん。
おじいちゃんが戦死したのかわからない1945年の戦後の混乱時に、ご近所のお友達に誘われ入信したようです。
恐らく父親は当時3歳から4歳。
祖父はビルマ(ミャンマー)の戦線に出ており、終戦間近の7月まではなんとか生き延びていたようですが、7月下旬になんらかの原因で帰らぬ人となりました。
現地での祖父の死を証言してくれたかたがいたようで祖母はなんとか遺族年金を取得できたようですが消息が不明な間は悲惨を極める状況であったとか。
という事で、うちの父親は母子家庭で育ちました。
戦後で父親不在で生活は最悪の状況。
父親の姉、おばによく聞かされました。
いかにいつも「惨めやった」かと。
姉、兄、父親の順番です。
姉と兄は2歳違いで父親とは10数歳離れています。
んで、父親は次男なのですが、長男長女はその宗教は継承せず。
父親は「母親を喜ばせたい」一心で入信し、祖母が亡くなるまで一緒に一心不乱に盲信していました。
あ、もう、父親の生活の一部なので、今も盲信し続けてます。
御年82歳になる父ですが、朝1時間のお勤め、15時から夕方1時間のお勤め、このルーティンがあるからか、未だ元気におります。
線香で煤けた家屋、お勤め前の「ごほうでん」と呼ばれる仏壇の手入れなど。
動きが遅くなってしまった母親や私は非常に迷惑していますが、ギャンブルと一緒で生活のルーティンになっている為にやめられないようです。
私や兄は3世にあたり、5月5日の子供の日や、正月の行事には小さい頃から有無を言わず参加させられていました。
そのイベントが何かもわからず。
母親も一緒にしていましたが、兄が高校受験で全落ちしてから一切しなくなりました。
(宗教の祈りの力だけでは学力がつくわけでは無いと悟ったのでしょう、、、)
気になるのはお金。
かれこれ60年、いくら払っているのか知りません。
相当なお金は支払っていると思います。
優良会員ですね。
今も毎月、教会長という名の「先生」のところへ行って、何かしているみたいです。
お勤めしているのか、そのわけのわからん「先生」の説法を聞いてお布施を出しているのか、その額がいくらなのか知らないんですが、何かしてるみたいです。
母親が2年前にくも膜下出血で倒れ大変な時期も、生活の一部なのでやめられず、そんな姿を見て私は「なんだかなー」と思っていました。
少し前に大変な事件がありましたので、余計に色々と心配はつきません。
どちらかというと、私はうんざりしています。
父親の口癖は「お金が無い」だから。
実家に帰れば、「お金が無い、お金が無い」というので、ある時「もう株もやめて、宗教もやめたら?」と言うと激昂されました。
え?怒ること?ホンマのことちゃうの!??お金、無いんだよね、、、、
ピッチリ横分け七三ポマード塗布の頃の父