魅力ある人物がいるかどうかも作品の評価に
関わることが多い。かわいい・かっこいいキャラ
はもちろん、共感できるキャラやすげーなあと
尊敬できるキャラがいると良い評価を受ける
ものだ。
初めに言っておくと、ほめる一方でこういうところ
は好きになれないといったことを書いてはいるけど、
それだけ書くことがあるということは、人物に、作品
自体に深みがあることの裏返しだと思っていただき
たい。
たとえ人物がいい人ばかりでも、その人物を語る
のに、「かわいいよねー」とか「いい人だよねー」の
一言で片付いてしまうのは、人物や作品に深みが
ないということでもあるのだ。そもそも、人間良い
ところもあれば悪いところもあるのが普通だしね。
よく「岡崎最高」とか「春原最高」というフレーズを
耳にするが、それについては理解しかねる部分
があった。むしろ僕的には「芳野さん最高」
「アッキー&早苗さん最高」だなあ。
確かに岡崎は青春時代は次々と難題をクリアし、
辛い時期を乗り越えて、右肩のハンデがあるの
にもかかわらず、シングルファザーをやる人間
にまで成長したが、プロセスがあまりスマート
とは言えず、天国の渚が泣いてるんじゃなかろう
かと思える行動(娘に辛く当たること)も少なくなか
った。
岡崎も辛かったんだろうけど、そこだけは
どうしてもいただけない。似たような経験した人
には理解できるのかもしれないが、あいにく
僕には子どもがいないので。
ゆえに、最高と言うには少し抵抗がある。
だが本当によくがんばった人物であるとは思う。
まあ、主人公が完璧な人間だと作品が盛り
上がらないし、主人公が成長する姿を描かない
ことには物語で何も表現することはできないから、
主人公としては最高なのかもしれない。
引っ込み思案だが純粋で何事にもひたむきな渚、
ツンデレの杏、やさしい椋、完璧超人で押しかけ
女房の智代、辛い過去を持つ不思議っ子だが
天才的な頭脳を持つことみ、おしとやかなだけ
でなく意志が強く勇気もある有紀寧、頼りになる
美佐枝さん、彼らもいいキャラだと思うが、
イメージ通りと言ってしまえばそれまでなので、
改まっては語らない。