ああ、うた恋い。も最終回か。早いものだなあ。
今回はいつもは解説役の藤原定家が主人公の回だ。
導入部分で「親の敷いたレールの上を歩くだけなんて嫌だ」
と自分探しをしている定家の姿が描かれる。普通、歴史の
世界の人物なんてどこか遠くに感じてしまうものだが、これ
を見て、定家に親近感を持てた人は多いんじゃないだろうか。
僕がまさにそうですね(笑)
そんな定家に「会ってみたい」と言う身分が超高い式子内
親王(←かなり年上の女性)。断ることもできないのでしぶ
しぶ会いに行った定家だったが、実際に会うと、その魅力
に心を奪われてしまい、ちゃんとした歌人になることを心に
決めたのだった。
歌の心を磨くべく、式子内親王に「恋愛ごっこ」をしましょうと
提案される。少なくともこの時点では式子内親王側は定家
のことを異性として意識してる感じがないので、「ごっこのつ
もりがマジ恋に(定家が)」→「困ります」と拒絶される、という
オチが思い浮かんだが、この予想は外れた(いい意味で)。
結果として「困ります」と拒絶されたが、それは心の底からの
ものではなかった。拒絶されて「もう来ません」と言って背を
向けた定家に「私は歌うことでしか自由になれない、歌って、
定家・・・。」と泣きながら式子内親王は引き止めた。(←今回
の一番見どころのシーン)これを見て何も感じないって人は
いないと思うなあ。
過去の回の話で、「身分差があるので駆け落ちします」という
話は何度かあったが、この「好きなんだけど、駆け落ちしたい
と言うほどではない」という微妙な気持ちが、駆け落ちとはまた
別の、いい味を出してると思う。
そんな恋があって何十年後かわからないが、式子内親王が
亡くなり、定家は彼女と詠みかわした歌を思い出し、悲しみに
くれていた。(←今回の二番目に見どころのシーン)このときの
定家の姿はほんといい絵になってる。すごく切ないです。
そんなわけで、今回も良かったよ!うた恋い。サイコー!
最後に、声優さんにも触れておきましょう。うた恋い。は声優
さんの熱演あってこその作品ですからね。萌え絵でヲタクを
釣るタイプの作品ではないから、切実ですよほんと。
式子内親王役の大原さやかさん、役が見事にハマってますね。
大原さんは大人の女性役を演じることが多いイメージがある
ので、期待を裏切らないクオリティでした。
あと、梶裕貴さん(藤原定家役)ファンの方々にとっては
見逃せない回だったと思います。ブログめぐりしてると、
大好きだって人がかなり多いのですが、僕は藤原定家
の役で初めてボイスを聴いた感じになります。なかなか
いい声してたと思うので、今後は注目しようと思います。