牧村朝子『8月24日「エスの文學世界」開催のお知らせ』

8月24日「エスの文學世界」開催のお知らせ

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$まきむぅとレズビアンライフ.＊゜* 牧村朝子オフィシャルブログ powered by Ameba

撮影：d1.2takaさん

百合って

いいものね。

まきむらよ。

ちなみに百合とは「女の子と女の子が幸せ

」のことですが、左のモデルさん（なるる）とわたしは百合関係ではありません。わたしは妻一筋よ。

あなたはお元気でいらっしゃるかしら？

わたしは、執筆・取材に集中するため、２週間ほど時間をいただいています。

百合についての本を書いているのだし、まいにちしあわせよ。うふふ。

今こうして、女性同性愛を中心に、書いたり喋ったりするお仕事をさせていただけるのも、こうしてブログを読んだりイベントに来たり番組を見たり事務所にお手紙をくださる皆さんのおかげです。あらためて、ありがとうございます。ブログへのコメントについては、この記事の一番最後でお礼しますね。

そこでね

日本に居る間にできるだけ、あなたとお会いして楽しんでいただける機会を増やしたくて

すっごいイベント企画しちゃったわ！

その名も

「エスの文學世界」
～乙女派文筆家・嶽本野ばら氏とふりかえる、百合咲きそめし頃～

【日程】8月24日(土)
【時刻】18時半開場 / 19時開演 / 21時イベント終了
【会場】表参道gossip ( http://gossip-cafe.com/ )
【チケット】前売り3,000円/当日3,300円

「あこがれのお姉さまへ……」

時は大正。いずれ男性に嫁ぐことを定められた女学生たちの間で、女の子と女の子の儚く特別な関係「エス」が大流行していました。

おそろいの髪型、封に「つぼみ」と書かれた秘密の手紙、愛を暗示する紫のリボン……“終わらせられることがわかっている”そのひとときの夢のような関係は、川端康成、吉屋信子らを筆頭に、多くの文学者たちによって美しい作品として描かれました。

その裏では、叶わない愛に絶望した少女たちの心中事件や、女性の権利を求める戦いなど、決して「美しい」の一言では済まされないことも多々起こり、「エス」はある種の社会現象にまでなりました。

いったい、「エス」とはなんだったのか。

現代の文化にみられる「エス」の系譜とは。

そして、女性や同性愛者の権利運動が進む中、これから女性同性愛を描いた文学作品はどうなっていくのか。

そんな「エスの文學世界」について、乙女派文筆家・嶽本野ばら氏と、レズビアンを公表するタレント・牧村朝子が、みなさんといっしょに考えていくトークイベントです。

チケットご予約はこちら

※性別・性指向・ご年齢など一切問わず、テーマにご興味のある方はどなたでも歓迎いたします。

上記ご予約フォームが使えない場合、お手数ですがevent@yurikure.girlfriend.jpまでお名前（ニックネーム可）をご連絡ください。

また、イベントについてのお問い合わせは、info@yurikure.girlfriend.jpもしくは牧村朝子ツイッターまでお願いいたします。

「また東京かよ……」「イベント行けないよ～」とおっしゃる方にも、ちょっとでもご参加いただけるよう、事前投稿も募集しています。投稿はトークイベントでご紹介するかも？　よかったら覗いてみてね。

事前投稿募集はこちら

それにしても、嶽本野ばらさんとお仕事でご一緒できる日が来るなんて、しかも「エス」がテーマだなんて、わたし、感無量だわ……。わたしが自分を女性同性愛者だと認めたくなかった頃、野ばらちゃんの「ミシン」や「下妻物語」にどれだけ励まされ、どれだけ夢を見たことか。ちなみに、こちらは女性同性愛が主題ではないのだけれど、キリシタンたちの主導者・天草四郎をモチーフにした「デウスの棄て児」という作品も圧巻です。

その他、今お知らせできるお仕事はこんな感じよ：

7/27 日帰り旅行ロケ撮影会＠淡路島

毎週月曜　「まきむぅの虹色NEWSサテライト」連載中

不定期　「All About NewsDig」に時事問題コラムを寄稿

8/18　美マージュTOKYOパーティ出演（詳細後日）

8/31,9/1　愛知淑徳大学「にじいろちらしずし」にてワークショップ（詳細後日）

それから無償の傾聴窓口「まきむライン」も、追って次回告知します。みなさんに楽しんでいただけるよう、頑張ります！　よろしくお願いします。

コメントお返事＆お礼

nagaiさん、あっきぃさん、ゆかりん☆さん、イベントへのご参加＆コメントありがとうございます！　
そして、ゆりかさん、みなさん、まゆさん、微笑み戦士さん、holydieさん、マサプロさん、さやさん、ほぇ～る☆さん、絶妙G巨^з^愛♂極獣☞w∞妄想chu萌☆夢恋物語Z王子さん、のんさん、笑顔と涙・ストレス解消セラピスト「青汁ちゃん」さん、柚子さん、鳥の巣さん、しあんさん、ｍさん、LittleKanakoさん、角屋“酒婦”美鈴さん、またこちらに載せきれない方も（すみません）、コメントありがとうございます

ノラ猫さん、告白したけれど恋愛に発展しなかった相手をふっきれずにいる……とのこと、お話してくださってありがとうございます。わたしだったらふっきろうとせずに、でもしつこくしすぎることもせずに、毎日その大好きな人のことを考えて「うふふっ

」って楽しむようにするかなぁ。その人が今日も同じ空の下にいる、今日もかわいい、今日もすてき、うふふっ

って。もちろん辛くなっちゃうこともあるだろうけど、その時は思いっきり泣いたり悩んだりすればいい。そうして自分の気持ちを押さえつけず、自分の気持ちに対して素直でいるうちに、もしかしたら新しい恋がやってくるかもしれないし、もしかしたら新たな発展があるかもしれないものね。

あやさん、「５時に夢中！」にわたしがゲスト出演させて頂いた回をご両親とご覧になって気まずい思いをされたとのこと、ご意見を聞かせてくださってありがとうございます。あらためて考えさせていただきます。

とはいっても、わたしがテレビなどで性について話したり書いたりする場面は、今後ともあります。毎回必ず、とはいいませんけれど。すみませんが、もしそういう場面をご両親とご覧になるならば、即刻チャンネルを回して「ハートネットTV」あたりをつけて頂きたいと思います。これは拒絶ではなく、お願いです。

どこに出ても「LGBTへの理解を！」と繰り返すことを、わたしはするつもりはありません。それが間違ったことだからではなく、それでは伝わらないからです。

そして、わたしが性の話をすることがあるのは、「レズビアン＝いやらしい人たち」という偏見に従って演じているからではありません。それが大事なことだからだし、その情報を必要とする人がいるからだし、その話を楽しんでくれる人がいるからです。そしてなにより、それがわたしの一部だからです。肉体を持つ以上誰もが無関係ではない、性についてのことを隠す方がよほど、わたしには不自然な演技だと感じるからです。

その結果「牧村朝子はこういう人だ」ではなく「レズビアンはこういう人だ」と見られてしまうならば、それは見る人に偏見があるからですし、わたしに牧村朝子としての知名度が足りないからです。だからこそ、わたしは媒体に合わせた発言をし続けたいと思います。「誰に、何を、どうやって伝えたいのか」その都度意識しながら。

ということで、「エロい話もします。お堅い話もします。でも、そのすべてについて真面目です。そのすべてについて嘘はありません。また、すべての方を対象に発信することは不可能です。だから『イヤだな』『不適切だな』と感じたら、チャンネルを回してください」というお願いでした。わたしの他にも、すばらしい活動をなさっている方はたくさんいらっしゃいます。そしてそのひとつひとつが、その方にしかできないことです。「誰に、何を、どうやって伝えたいのか」が、それぞれその方独自のものなのです。あやさんはご自分を「無力で行動もできない」とおっしゃいますけれど、こうして真摯なご意見をお聞かせくださったこともまた、あやさんにしかできない立派な行動だと思います。あらためて感謝申し上げます。