神奈川に帰るの巻 | まきむぅとレズビアンライフ.*゜* 牧村朝子オフィシャルブログ powered by Ameba

神奈川に帰るの巻

まきむらよ。

$その日の海を見るまで -牧村朝子のブログ-

神奈川に戻ってきたわ。実家と、出身小学校。

写真は、小田急線座間駅改札左手出てすぐのパン・洋菓子店「ポエム」です。

わたしが15歳から22歳の間、アルバイトとしてお世話になったの。

家族経営で、いつも温かく迎えてくださる、第二の実家です。

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実家にきちんと挨拶をしたから、こちらでも言うわね。

わたしは、レズビアンです。



初恋は小学校のとき、同級生の女の子にでした。

けれど彼女に恋をしたことで、私の近しい人がいじめられたの。

だから、女が女を好きになることは悪いことだと自分に言い聞かせて、

男性を好きになろうと、一生懸命努力をしました。



わたし、好きになれるのよ、男の人のことも。

でもね、その人の心を、過去を、夢を、どんなに愛しても、

その人の肉体を女として受け入れることが私には恐ろしくてならなかった。

好きな男の人の体を受け入れられない自分に、ひどい自己嫌悪を抱いていました。

杉本彩ねえさまに憧れたのも、そういう理由があったのね。



その後、22歳で、友人に勇気をもらって、やっと近しい友人にカムアウトしました。

仕事の上では、黙っていようと思ったのだけれど。



イランで、レズビアンだという理由だけで処刑されかかる人がいる。

マルタで、暴行を受けたレズビアンカップルがいる。

そういうニュースを見るたびに胸がもやもやして、

なんというか、仲間が捕まったのを黙って見殺しにしているような気分になって。

やり場のない思いを抱えたまま、何もできずにいました。



そんな中、今のパートナーと出会いました。

もううれしくて、うれしくて、毎日しあわせで、彼女のことで頭がいっぱいで。

そんな幸せ絶頂の中で迎えた、あるオーディションの自己紹介で、

まるで熱に浮かされたみたいに、「私はレズビアンなんですが……」とこぼした一言が、

結果として「千原芸能社」でレギュラーを頂くことにつながりました。

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撮影:たかのぶちおさん


「レズビアンでも特定のパートナーと付き合ったりするんだね!」

「レズビアンの人って男役、女役があるんでしょう?」

「レズビアンの人ってどんな道具を使って男になるの?」

「男のよさを知らないからレズビアンなんでしょう、男運がなくてかわいそう」

「レズビアンって日本にもいるんだね!」

カムアウトをきっかけに、世の中がレズビアンをどう見ているか、思い知りました。

けれど、そういうことをおっしゃる方に、悪気がないのはわかっているわ。

正しい知識を楽しくわかりやすく提供して、偏見を埋めるのは、

政治家なり物書きなりタレントなり、表に出るレズビアンの仕事よ。

ほら、わたし、日本に生まれたじゃない?

日本は幸い、比較的レズビアンに対する偏見がおだやかだから、

(偏見がないとはいわないけど、さすがに処刑されたりはしないでしょ?)

ちょっとでも、言えなくて悩んでいる人の力になれるように、

活動できたらいいなって、今いろいろ準備しているところです。



3/8放送の千原芸能社で、あることを発表させていただきます。

それから3/18はGrand Blueで春服での写真ワークショップに出演

3/20は美マージュでヨーロッパの古城をロケ地に撮影会があるわ。



長くなってごめんなさいね!

打ち合わせや執筆や書類のやりとりやいろいろあって、

あまりブログが更新できないけど、

よくtwitterは更新しているからよければ一緒にお話しましょ。

読んでくださって、ありがとうございます。

あらためて今、あなたに感謝するわ。